2026年11月27日(金)に開催される「Record Store Day Black Friday」にて、プリンスの未発表ライブ音源『3121 Las Vegas Live』が限定リリースされます。
2006年後半から2007年にかけて、ラスベガスのリオ・オール・スイート・ホテル&カジノ内「Club 3121」で行われたレジデンシー公演「Per4ming Live @ 3121」から、当時のステージを記録した音源が公式にフィジカル化されます。
リリース情報

タイトル:『3121 Las Vegas Live』
レーベル:Legacy Recordings
発売日:2026年11月27日(金)
フォーマット/限定数:
- 3LP:Crystal Blue Curacao Vinyl(9,400枚限定)
- 2CD:限定リリース(※プレス枚数は2,700枚という情報がありましたが現時点で公式には未公表)
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https://recordstoreday.com/SpecialRelease/20330
recordstoreday.com
Purple Fam! 3121 Las Vegas Live is coming to you on November 27 as part of RSD Black Friday 💜
Find participating stores near you at https://t.co/ybEZCwvqbC https://t.co/A9r0QAxr5B
— Prince (@prince) October 7, 2026
収録内容と背景
収録日は2007年1月20日。演奏時間は2時間を超えるセットです。
アルバム『3121』リリース(2006年3月)の翌年にあたり、第41回スーパーボウル・ハーフタイムショー(2007年2月4日)の約2週間前に行われたショウとなります。
収録日は2007年1月20日。演奏時間は2時間を超えるセットです。
なお、アルバム『3121』発売からちょうど20周年にあたる今年2026年3月21日には、公式YouTubeチャンネルにて本公演から「Lolita」のライブ映像が先行公開されていました。
参加メンバー(Lineup)
- Prince:Lead Vocals, Guitar, Keyboards
- Cora Coleman-Dunham:Drums
- Josh Dunham:Bass
- Morris Hayes:Keyboards
- Renato Neto:Keyboards
- Greg Boyer:Trombone
- Mike Phillips:Saxophone
- Lee Hogans:Trumpet
- Shelby J.:Vocals
- Maya McClean & Nandy McClean (The Twinz):Dance, Vocals
セットリスト(Prince Vault準拠)
- 3121
- Girls & Boys (incl. Tom’s Diner [H-int])
- Satisfied
- Down By The Riverside (instrumental)
- Purple Rain
- Lolita
- Black Sweat
- Kiss
- Shhh
- Musicology (Prince And The Band)
- Pass The Peas
- I Never Loved A Man (The Way I Love You) (Shelby J. lead vox)
- Love Changes (Shelby J. lead vox)
- Somewhere Over The Rainbow / Nine Million Bicycles (Medley)
- If I Was Your Girlfriend
- Pink Cashmere
- Cream
- U Got The Look
- Crazy (Shelby J. lead vox)
- Get On The Boat
- Play That Funky Music (w/ guest vocals from audience)
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https://princevault.com/index.php?title=20_January_2007-am
princevault.com
演奏曲の特徴
アルバム曲と代表曲の構成:当時の最新作『3121』や『Musicology』の収録曲を中心に、「Purple Rain」「Kiss」「If I Was Your Girlfriend」などの代表曲を演奏。
シェルビー・Jのヴォーカル・セクション:アレサ・フランクリン「I Never Loved A Man」やマザーズ・ファイネスト「Love Changes」、当時ヒットしていたナールズ・バークレイの「Crazy」など、シェルビー・Jがリードを執るパートを複数収録。
カヴァー曲の選曲:The J.B.’sの名曲「Pass The Peas」、ケイティ・メルアの「Nine Million Bicycles」(「Over The Rainbow」の前奏付き)、終盤のワイルド・チェリー「Play That Funky Music」など、レジデンシー公演ならではの幅広い選曲が含まれています。
Nine Million Bicycles
ケイティ・メルアの「Nine Million Bicycles」については下記をご覧ください。
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参考プリンスの未発表曲”If You Were A Sailboat”がYouTubeにアップ
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デザインはサム・ジェニングスが担当
今回のライブ盤のデザインを手掛けたのは、1998年から2007年にわたりnpg music clubをはじめとするプリンスのウェブやアートワーク全般を担い、当時のラスベガス〈3121 at the Rio〉でも看板やVIPパス、フライヤーなどの現場グラフィックを一手に引き受けていたサム・ジェニングス(Sam Jennings)です。
Can finally share. Designing the 3121 Las Vegas Live package was one of my big summer projects this year. I got to revisit all my designs from 20 years ago in Las Vegas and bring them into the here and now. I can’t wait for you to get your hands on it!
ようやく皆さんにお知らせできます。『3121 Las Vegas Live』のパッケージ・デザインは、今年の夏に取り組んだ私にとっての大きなプロジェクトのひとつでした。20年前のラスベガスで自身が手掛けたすべてのデザインと向き合い直し、それらを「今、ここ」へと蘇らせることができました。皆さんが実際に手に取ってくださる日が待ちきれません!
日本での購入について
日本国内のレコード店における取扱状況や入荷数については、各店舗のRSD Black Friday告知をご確認ください。
判り次第追記します。
日本盤、そして今後の展開についての考察(妄想と願望を含めて)
今回のRSD Black Fridayにおける告知を受け、ファンの間では「日本盤(輸入盤国内仕様)のリリースはあるのか」「なぜこれほどCDのプレス数が少ないのか」という点が大きな関心事となっています。
※ここから書く内容は、公式なアナウンスではなく、過去の経緯などを踏まえた、私の願望も含めた推測(妄想)であることをあらかじめお断りしておきます。
日本盤(国内仕様)リリースの可能性
現時点でソニー・ミュージックからの案内はありませんが、近年のソニー(Legacy)によるプリンス関連のRSDタイトルの展開を振り返ると、タイトルによって対応が分かれています。
後日、国内仕様や一般流通へ拡大した例
- 『The VERSACE Experience (PRELUDE 2 GOLD)』(2019年)
RSD限定:カセットテープ(世界限定 約4,000本)
その後の展開:約5ヶ月後にCD(Blu-spec CD2)およびLPとして日本盤を含め通常発売。 - 『The Gold Experience』(2022年)
RSD限定:2LP+ボーナス12インチ(世界限定 24,150枚)
その後の展開:ほぼ同時期にCDが通常復刻され、後に輸入盤国内仕様のアナログ盤も正式発売。
RSD限定のまま国内盤が見送られた例
- 『The Truth』(2021年)
RSD限定:単独アナログ盤(世界限定 13,000枚)
その後の展開:国内仕様盤のリリースや単独CD化は見送られたまま終了。 - 『Live At Glam Slam』(2025年)
RSD限定:単独アナログ盤(世界限定 4,000枚)
『Diamonds & Peals』Super Deluxe Editionに収録だったため単発でリリース。
今回の『3121 Las Vegas Live』の限定数は以下の通りです。
- 3LP:世界限定 9,400枚
- 2CD:プレス枚数未公表
『The Truth』(13,000枚)のようにアナログ中心の限定企画として完結してしまうリスクもゼロではありません。しかし、2時間を超える完全未発表フル公演でありながら、Dr. Funkenberryの情報通りCDが世界でわずか2,700枚程度しかプレスされないとすれば、グローバルな需要に対して極端に少なすぎます。
2700 on cd.
Barring any clearance issues, this should be the full track list...
https://t.co/c2RoUJVOsJ
— drfunkenberry (@drfunkenberry) October 6, 2026
そのため、『The VERSACE Experience』のカセット(4,000本)の時のように、「まずはRSD限定仕様として少数先行させ、追って通常仕様のCDや日本盤(輸入盤国内仕様)が案内されるのではないか」という期待も持てます。
もうひとつの可能性:将来的な「BOXセット」への布石?
さらにもうひとつ、ファンとして期待したくなるのが「将来的なデラックス・エディション(BOXセット)からの先行スピンオフ」という可能性です。
そう考える理由は2点あります。
- 2026年3月21日のYouTube映像公開
アルバム『3121』発売からちょうど20周年にあたる今年3月21日、公式YouTubeにて本公演(2007年1月20日)から「Lolita」のライブ映像が突如公開されました。これはプロショット撮影され、音・映像ともに完全に仕上げられたマスターでした。 - エステート共同管財人ロンデル・マクミランの発言
2026年8月末の米ローリング・ストーン誌のロングインタビューにおいて、マクミランは今後の展開について以下のように語っています。
「ライブ音源ですか? ああ、それなら大量にありますよ。それらもこれから出ます。ライブコンサートと連動させて、それを補完する形で厳選を進めています。
そしてもうひとつありました。Netflixとの契約を解消する前までに私たちがリリースした数多くの音楽において、音楽をサポートする映像があまり見られなかったのは制限があったためです。**しかし現在、私たちはそれらのパッケージ化を進めています。これらのセットを準備しているところです。**ですから、納得がいかないと不満を漏らしている方々も、どうかそのまま待っていてください。まだまだお見せできるものは山ほどあるのですから」(中略)
「他にも進行中のプロジェクトがあり、未発表音源が存在するためです。それらの音源の中には、今後予定されているリリースプロジェクトに組み込む方がより適切なものもあります。例えば、『3121』のプロジェクトが控えていますが、そのプロジェクト用の未発表音源も存在します。」
「『3121』プロジェクトの存在」、「映像付きパッケージの準備」、そして「3月のプロショット映像公開」。
これらを線で結ぶと、今回のRSD盤は「将来的に計画されている『3121』のデラックス・ボックス(未発表スタジオ曲+ライブ音源+ライブ映像Blu-rayなど)から、ライブ音源部分を一足先に限定アナログ/CDとして先行ドロップしたのではないか」という見立ても成り立ちます。
ファンとしての理想を言えば、かつて2011年のフル公演映像を収めてくれた『Welcome 2 America』の時のように、Sony Legacyから高画質なライブBlu-rayを同梱した決定版BOXセットとしてリリースされることを願うばかりです。
過度な期待は禁物――現実的な自戒として
ここまで色々とポジティブな可能性を並べてきましたが、「エステートが常にファンの期待通りの商品を出すとは限らない」というシビアな現実も忘れてはなりません。
記憶に新しい未発表曲集『Timeless』のリリースにおいても、ファンが長年熱望してきた体系的なアーカイブやボックスセットの形とは大きくかけ離れたコンセプトで世に出されました。さらに、そのリリースの進め方やファンの声に対するエステート側のスタンスは決して紳士的とは言えず、海外では“Timeless-Gate”と揶揄されるほどの反発と不信感を招いた経緯があります。
エステートの舵取りが予測不能である以上、「後から理想的なボックスセットが出るはずだ」「そのうち日本盤CDが手軽に買えるようになるだろう」と楽観視しすぎるのは禁物です。
あれこれと妄想を巡らせるのもファンの楽しみのひとつではありますが、過度な期待は抱きすぎず、まずは「確実にフィジカルを手元に残したいなら、11月28日の海外オンライン販売などの初動を押さえにいく」という現実的なスタンスで構えておくのが賢明と言えそうです。
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