Graffiti Bridge / グラフィティ・ブリッジ [映画] (’90)

映画情報

Released:1990/11/2(USA) | 95 minutes | Productions: Warner Bros.

Cast

  • Prince – “The Kid”
  • Ingrid Chavez – Aura
  • The Kid
    Damon Dickson / Kirk Johnson / Levi Seacer, Jr. / Michael Bland / Miko Weaver / Phillip Carreon / Rosie Gaines / Tony Mosley
  • The Time
    Morris Day / Garry Johnson / Jerome Benton / Jesse Johnson / Jimmy Jam / Monte Moir / Terry Lewis
  • Mavis Staples – Melody Cool
  • Melody Cool Choir
    Fred Steele / Jearlyn Steele / Jevetta Steele / Patrick Adams
  • George Clinton
  • George Clinton’s Funkestra
    Atlanta Bliss / Chris ‘Doctor D.’ Worthy / Eric Leeds / Kenneth D. Towns / Kenneth D. Towns / London / Mallia Franklin / Morris Hayes / Scott March / Spark / Steve Star / Stevo Armani
  • Tevin Campbell
  • T.C. Ellis
  • Robin Power
  • Jill Jones
  • Glam Slam Dancers
    Barbara Koval / David Robertson / J.D. / Jonathan Webb / Kimberly Arland (as Kimberly Dionne) / Monique Mannen / Rocky Santo / Tracey Bass (as Tracey M. Bass)
  • Adam Ward – Little Benny (uncredited)
  • David E. Williams – Male On-Looker (as David Earl Williams)
  • Joel Edwards – Doorman (uncredited)
  • Keith E. Lane – Street Vendor (uncredited)
  • Shari Bridell – Female On-Looker
  • Scott Parham – Clinton’s House Bouncer
  • Todd Rask – Limo Driver

Stuff

  • Prince (Director, Writers)
  • Peter MacDonald (Executive producer)
  • Randy Phillips, Arnold Stiefel (Producer)
  • Craig Laurence Rice (Co-producer)
  • Simon Edery (Associate producer)
  • Prince (Music)

レビュー

ストーリー

前作Purple Rainで舞台となったファースト・アベニューのマスター、ビリーからセブンス・コーナーという街(エリア)にあるクラブ”グラム・スラム”のオーナーを任されたキッド(プリンス)とザ・ザイムのモーリス(モーリス・ディ)。
”音楽はアート”とバンド・メンバーを入れ替え看板アーティストとして精神的な歌詞を全身で表現するキッドに対し、”音楽をビジネス”と考えるモーリスは巧みなコミニュケーション能力を活かし別のクラブ”パンデモニウム”も経営、才覚は衰え知らずでジョージ(ジョージ・クリントン)が経営する”クリントン・クラブ”やメロディ・クール(メイヴィス・ステイプルズ)の”メロディ・クール・クラブ”、そして経営難”グラム・スラム”キッドから奪い取ろうと画策するなど”水と油”の関係となった両者の溝は広がるばかり。
そんな所へ天使の様な美女”オーラ”(イングリッド・シャヴェイズ)が現れます。
再び美女に目が眩むキッド、今回も”女性に目がない”キッドそしてモーリズもオーラを奪われた恋の恨みから経営権を掛けたパフォーマンスが繰り広げられます。
恋・そして”グラム・スラム”の行方はいかに…

撮影終了までの道のり

初期の構想はSign O’ The Timesがリリースされた’87年で、マドンナ主演でライブ・メンバーのキャットやシーラ達も参加したミュージカルを考えていましが、SOTTツアーで大掛かりなセット等で経営難に陥いったと言われる頃だったので断念しました。
時は流れ’89年の夏・・・ティム・バートン監督映画『BATMAN』のサントラを手掛けた事で資金を得たプリンスは眠かせていた企画を再始動。”自分の歌は自分で書く”が信条だったのにアンダー・ザ・チェリー・ムーンは共同執筆が悪かったと考えたのか、今回はプリンス一人で脚本を執筆。
ヒロインには『バットマン』の撮影をキッカケに知り合ったキム・ベイシンガー、脚本を手掛けながら劇中歌も制作、キャストとして出演させるメイヴィス・ステイプルズテヴィン・キャンベルのレコーディングも進めます。
草案が出来ると映画化に向けてワーナーと交渉を始めますが『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』の悪夢を回避したい映画部門と難航、それでも『パープル・レイン』の続編的なコンセプトという事で合意に達しました。

撮影間近の’90年1月、エンジェル役のキムとオーラ役のジル・ジョーンズのダブル・キャストで固まりかけた脚本でしたが、キムは楽曲参加や執筆に対するギャラに対する不満からプリンスと争い結果降板、代役として選ばれたのは’87年にミネアポリスで知り合いペイズリー・パーク・レーベルに在籍していたイングリッド・シャヴェイズ、主演女優交代で脚本は改定、何故かイングリッドはジルとキムの2面性を一つにしたオーラ役になり、スケジュールの遅れを取り返すべく約7週間で撮影されましたが遅れを取り戻すことが出来ず、’90年8月公開予定だったのが11月に伸びました。(11/1はプレミアで2日が本放映)

続編であって続編ではないアナザー・ストーリー

ジャム&ルイスが復活したザ・タイムが共演しかも続編となれば話題性十分のハズなんですが、設定がチグハグなので”正当”続編とは言えません。(それでもモーリス&ジェロームの会話は相変わらず面白いです!)
主演女優の交代、何度も改変される脚本、多忙を極めるプリンスのスケジュールも関係していたのかペイズリー・パークのスタジオにセットを組んだ事も箱庭感が出てしまい、興行的失敗という烙印を押され当時公開館数も半数以下(日本未公開)前作同様ゴールデン・ラズベリー賞に5部門ノミネートされてしまいました。(個人的には選ばれるだけ話題になって良かったと思ってます)

繋がらないシーンもあるので相当大急ぎで編集した事は想像出来ますしたが、共演のジョージ・クリントンやジル・ジョーンズ達からもカットされたシーンが色々あると話していた事から”もしプリンスが編集前のままだったら…”と思わずにはいられません。

プリンス・ファンというフィルターを通しても良作とは言えませんが、プリンスの思い描く世界観が随所に見れます。(ロン毛プリンス好きにはたまらないでしょうし!)
プリンスのアルバムもリリース直後は難解です、音だけでそうですから映像が加われば難易度もぐっとアップします。
何度も観てプリンスが伝えたい行間を脳内で埋める事が出来れば”はっ!”っとなると思います。

グラフィティ・ブリッジは実在した橋

タイトルとなった”グラフィティ・ブリッジ”は劇中ではセットでしたが、ミネソタ州ミネアポリスの南西部にあるエデン・プレイリーに実際にあった橋で、映画公開の翌年となる’91年に解体されるまで地元の人気のスポットでした。

Where was the Graffiti Bridge made famous by Prince? – HomesMSP

もしセットじゃなく、ここでロケやってたら印象変わったでしょうねぇ

映画予告編

メモリアル・エディション

これから購入を検討してる方は、『パープル・レイン』、『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』、『グラフィティ・ブリッジ』の3本セットの”メモリアル・エディション”がお得です😄

2018-05-06Movie'90s