スポンサーリンク

Happy Feet / ハッピー・フィート ('06)

アルバム情報

Released:2006/10/31 | Label: Atlantic Records

Listen on Apple Music

Track List

  1. The Song Of The Heart - Prince (4:35) *
  2. Hit Me Up - Gia Farrell (3:16)
  3. Tell Me Something Good - Pink (3:10)
  4. Somebody To Love - Brittany Murphy (3:47)
  5. I Wish - Patti LaBelle, Yolanda Adams & Fantasia Barrino (3:31)
  6. Jump 'N' Move - The Brand New Heavies featuring Jamaiski (3:22)
  7. Do It Again - The Beach Boys (2:26)
  8. The Joker / Everything I Own - Jason Mraz / Chrissie Hynde (4:05)
  9. My Way (A Mi Manera) - Robin Williams (1:44)
  10. Kiss / Heartbreak Hotel - Nicole Kidman / Hugh Jackman (2:36)
  11. Boogie Wonderland - Brittany Murphy (5:09)
  12. Golden Slumbers / The End - k.d. Lang (4:16)
  13. The Story Of Mumble Happyfeet - John Powell (5:50)

Personnel

Produce, Arranged, Composed, Written

  • Prince (1)

Musician

  • Prince (all vocals and instruments)
  • Bria Valente (background vocals [uncredited])
  • Robin Williams (spoken samples)

アルバム・レビュー

アルバム制作の経緯とプロデューサー陣

2006年に公開され、アカデミー長編アニメ映画賞を獲るなど大きなヒットとなった『ハッピー フィート』。監督は『マッドマックス』のジョージ・ミラーです。
本作はその劇中歌や関連曲を集めたサウンドトラックになります。 プリンスがここに関わったきっかけは、劇中で「Kiss」を使いたいという制作陣からの打診でした。ラフカットを見せてもらったプリンスは映像をすっかり気に入り、「Kiss」のOKを出しただけでなく、「新曲も書くよ」とその場で提案。なんと1週間足らずで「The Song Of The Heart」を仕上げて届けました。 全体のサウンドは映画音楽のジョン・パウエルらがまとめ、声優を務めたイライジャ・ウッド、ロビン・ウィリアムズ、ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマンらの歌唱トラックも収録。プリンスの新曲は1曲目に据えられ、アルバムの口火を切る役割を果たしています。

楽曲について

往年の名曲をキャラクターたちが歌って踊るジュークボックス・ミュージカル仕立てなので、アルバム全体も終始明るく賑やかなムードで進みます。
1曲目の「The Song Of The Heart」は、カチッとしたリズム隊に歯切れのいいホーン隊が乗るアップテンポなファンク・ポップ。余計な装飾がなく、自然と体が揺れるタイトなビートが気持ちいいトラックです。劇中でロビン・ウィリアムズが演じたペンギンのセリフがさりげなくサンプリングされているあたりも、サントラらしい遊び心を感じさせます。
中盤には、ニコール・キッドマンとヒュー・ジャックマンによる「Kiss」とエルヴィス・プレスリーの「Heartbreak Hotel」のマッシュアップも登場。プリンス自身は演奏にノータッチですが、ストリングスとコーラスを効かせた手堅いアレンジで、映画の求愛シーンをうまく盛り上げています。 カバー曲が中心のコンピレーション的な構成ですが、冒頭のプリンス曲の抜けが良いこともあり、気負わずにサラッと通して聴ける1枚です。

プリンス関与曲のエピソード

映像を観て即座に書き下ろし、ゴールデングローブ賞を受賞

ラフカットを観て即決し、わずか1週間で仕上げた「The Song Of The Heart」。この曲は第64回ゴールデングローブ賞で主題歌賞を受賞しました。プリンスのキャリアの中で、ゴールデングローブの受賞はこの1回のみです。

オリジナル・アルバム未収録のまま残るトラック

プロモ盤CDがラジオ向けに配られた程度で一般流通のシングル盤は出ず、現在に至るまでスタジオ録音版はオリジナル・アルバムに入っていません(2008年のライブ盤『Indigo Nights』にメドレーの一部として収録)。一時は『Lotusflow3r』の候補曲にも挙がっていましたが、結局サントラでしか聴けないナンバーになっています。

ブリア・ヴァレンテの初参加テイク

のちにアルバム『Elixer』をプリンスのプロデュースでリリースすることになるブリア・ヴァレンテ。ノンクレジットながら、彼女がプリンスの音源で初めてバック・ボーカルを吹き込んだのがこの曲と言われています。

「Prince And The Band」のトラックを再利用

「The Song Of The Heart」のオケは、2002年録音のファンク・ナンバー「Prince And The Band」(長年未発表のままでしたが、2026年10月に『CALABAMA EP』として突如公式リリース)のトラックをベースに再構築されたもの。手持ちのストックから最高のグルーヴを引っ張り出し、映画に合わせたキャッチーなファンクへ瞬時に仕立て直すあたり、当時のプリンスらしい手際の良さが光ります。

参考『CALABAMA EP』緊急リリース ―― 本来の姿を取り戻した「Vault Raw」

続きを見る

予告

スポンサーリンク