Ultimate / アルティメイト・ベスト (’06)
アルバム情報
Released:2006/8/22 | Label: Warner Bros.
Track ListDisc 1
Disc 2
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Personnelオリジナルのアルバムに記載 |
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アルバム・レビュー
’06年3月に「3121」がリリースされるというニュースが出たほぼ同タイミングで古巣ワーナーからベスト盤がリリースされるというニュースも飛び込みました。
本来の予定でいけば同時リリースされてもおかしくなかった位でしたが、共倒れの危険性も危惧したのかプリンス側から延期の要請があったらしく5ヶ月遅れの8月にリリースされました。
収録内容は、オリジナル・アルバムからは「Prince」、「Dirty Mind」,「Controversy」、「Lovesexy」から1曲、「1999」、「Sign O’ The Times」、「Love Symbol」から2曲、「Purple Rain」と「Diamonds & Pearls」から3曲。加えて「The Hits」から"Nothing Compares 2 U"の1曲が収録されています。
“Nothing~"が収録された事に関しては特筆すべきものがありますが、以前リリースされた「The Very Best~」とはちょっと違った選曲ではありますが大差ない選曲、これはリリース延期の件も含め選曲に対するチェックもプリンス側から注文され代わり映えしない様になったんだと思われます。
”Ultimate (究極)"というタイトルでは力不足感のあるベスト盤ですが、注目すべきはDisc 2になるでしょう。
これまでアナログ盤のシングル等では存在した12inch音源が初めてCD化されています。
映画「Purple Rain」のオープニングと同等のアレンジを施された“Let’s Go Crazy"、”Pop Life”の12インチ盤に収録されてたリミックス、PVで流れたロングバージョンの“Thieves In The Temple"といったメジャー曲があると思えば“Let’s Work"や“She’s Allways In My Hair"といったマニアックなミックスも収録されています。
選曲はDisc 1と同曲を避けた選曲なんでしょうけど、欲を言えば“Mountains"や“America"の10分バージョンなんかも収録・・・いやいっその事全部12inchのベスト盤としてリリースしてくれればよかったのに!と思ってしまいます。
このアルバムがリリース頃、既にワーナーから離れて約10年の歳月が経過してる現時点では収録曲的に物足りなさがあるのは事実ですが、音質も良いですしDisc 2の為に買うという人が多いと思います。
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