Newpower Soul / ニューパワー・ソウル (’98)
アルバム情報
Released:1998/6/30 | Label: NPG Records, BMG
Track List
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PersonnelProduce, Arranged, ComposedWrittenOrchestra Arrangement
Member
Additional Musician
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アルバム・レビュー
’96年の「Emancipation」以降音沙汰がなかったの久しぶりのアルバムは、
個人名義ではなくメンバーを再編した新生NPGによる3枚目のアルバムで、NPGとしては「EXODUS」以来3年振りとなります。
キーボードのMr.ヘイズ以外のメンバーを総入れ替えとなり、ホーン・セクションもお馴染みのNPG Honezから独立プロジェクトを始動していたthe Hornheadzを起用。
同時期にNPG Recordからリリースしたチャカ・カーンや心の師匠となった元スライ・ザ・ファミリー・ストーンのラリー・グラハムが客演したりと少し豪華になっています。
サウンドの方は、"New Power Soul"のタイトルが示すようにプリンス流にファンキーなサウンドをミックスした新しい"ソウル"を提示しています。
メンバーは変わってもNPGとしてのメンバーの一体感は前作に比べても遜色なく1曲目の“New Power Soul"から実感できます。決して全面に主張しないジ・アーティストの低めのヴォーカルやMr.Haysのオルガン、Rev.Scottの渋いギター、K’aJのスネア・ドラムやバックを盛り上げるホーン・サウンド….どれをとってもファンキーで"New Power"なSOULです。(しかも後半の歌詞では収録曲順にタイトルを絡ませるという遊び心が面白い!)
ファンキーな“Come On"ではバック・ヴォーカルにチャカ・カーンが起用されていますが、そのチャカを持ち上げる訳ではなくバンドの1コーラスとして扱ってる所は彼女との信頼と友情が成せる技でしょう。(でも存在感は十分です)
他にも、当時の状況を考えると対照は女性ではなく息子さんへ向けたと思われる歌詞とClare Fischerがオーケストラ・アレンジも秀逸なソウル・バラードの“Until U’re In My Arms Again"や、"Jam Of The Year"をベースにDoug E. Freshの"Tonite’s the Nite"のラップやDJ Brother,Julesのスクラッチ組み合わせて新たな1曲として発表された“Push It Up"、ZAPPっぽくジ・アーティストの声をヴォコーダで変声した“(I Like) Funky Music"、ソロ・アルバムに収録しててもおかしくない“The One"等良い曲が数多く収録されています。
尚、49トラック目にシークレット・トラックが収録されています。(49トラックに行くまでは、4秒ずつの無音トラックがあります。)
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