スポンサーリンク

Blog Prince News

プリンスがセリーヌ・ディオンに提供した「With This Tear」、デモ音源リリースの可能性が浮上

ミネアポリスの地元紙『スター・トリビューン』のジョン・ブリーム氏が伝えたところによると、プリンスが1991年にセリーヌ・ディオンのために書き下ろした楽曲「With This Tear」の未発表デモ音源が、記念日である4月21日にリリースされる見込みであるとのことです。

https://www.startribune.com/prince-celine-dion-walter-afanasieff-martika-bangles-jevetta-steele-peabo-bryson/601778292?taid=69e5657b4d22860001046870&utm_campaign=trueanthem&utm_medium=social&utm_source=twitter
https://www.startribune.com/prince-celine-dion-walter-afanasieff-martika-bangles-jevetta-steele-peabo-bryson/601778292?taid=69e5657b4d22860001046870&utm_campaign=trueanthem&utm_medium=social&utm_source=twitter

www.startribune.com

With This Tear

ジョン・ブリーム氏による有力な情報

現時点でプリンス財団やソニー・ミュージックからの正式な発表は行われていませんが、長年現地でプリンスを密接に取材し続けてきたブリーム氏の情報であることから、リリースの可能性は極めて高いと考えられます。

記事では、今回公開される音源は1991年11月にレコーディングされた「完全プロデュース済みのデモ」であると報じられています。

楽曲にまつわるエピソード

「With This Tear」は、セリーヌの1992年のアルバム『Celine Dion』に収録された珠玉のバラードです。

Celine Dion
参考Celine Dion / Celine Dion ('92)

続きを見る

この曲は、1992年1月ペイズリー・パーク・スタジオで録音されました。この時期は「The Continental」やモニー・ラヴに提供した「Born 2 B.R.E.E.D.」、そしてロイス・レインに提供した「Qualified」などのセッションが行われていた時期にあたります。
特筆すべきは、プリンスの楽曲に欠かせないオーケストラ・アレンジャー、クレア・フィッシャーがロスでストリングスを吹き込んでいる点からもこの曲に並々ならぬ力を入れていたことが伺えます。

プリンスがセリーヌのマネージャーであり夫のレネ・アンジェリルにこの曲を送った際、次のようなメモを添えていました。
"If I could choose the producer for this song, it would be Walter Afanasieff.(もしこの曲のプロデューサーを選べるなら、ウォルター・アファナシエフにお願いしたい)"
前述の通りセリーヌはまさにウォルターとの共同作業をスタートさせた直後。プリンスの卓越した先見性と、セリーヌ側のディレクションが見事に合致したと言えます。

当時のインタビュー

2016年4月28日(このアップロード日も泣けますね...)にセリーヌ・ディオンの公式Youtubeに当時のインタビュー動画がアップされました。


このコメント欄には...

"With This Tear" is one of the last songs recorded for the album 'Celine Dion' stealing a spot on the album which was originally reserved for "Calling You" from the film 'Bagdad Cafe', which Celine regularly sang in concert at the time.
Celine recorded "With This Tear" at the Studio Morin Heights on René's 50th birthday, January 16, 1992.

「With This Tear」は、アルバム『セリーヌ・ディオン』のために最後に録音された曲のひとつです。
もともとこのアルバムには、当時セリーヌがコンサートで頻繁に歌っていた映画『バグダッド・カフェ』の楽曲「Calling You」が収録される予定でしたが、この曲がその枠に収まることになりました。
セリーヌが「With This Tear」をモラン・ハイツ・スタジオでレコーディングしたのは、1992年1月16日。夫レネ(・アンジェリル)の50歳の誕生日のことでした。

「With This Tear」は当初ジェヴェッタ・スティールに提供する予定でしたが、もしプリンスがセリーヌの声に惚れていなければ「With This Tear」はジェヴェッタの手に渡っていたかもしれません。また、セリーヌはアルバムに「Calling You」を収録していたかもしれません。

幻となった「Diamonds & Love」の収録予定曲

プリンス本人のガイドボーカル版は、2022年に計画されていた未発表音源集『Diamonds & Love』への収録候補でした。
しかし、プロジェクトが『Diamonds And Pearls』期(1991年10月まで)に限定されたため、1992年制作のこの曲は惜しくも収録から漏れてしまいました。

10年目の節目に

今回のバージョンが正式にリリースが実現すれば、2019年の『Originals』以来となる、提供曲のセルフカバー音源の貴重な蔵出しとなります。

地元の有力紙が報じたこのニュースが現実となるのか、そして彼が旅立ってから10年という特別な日に、どのような形で我々の元へ届けられるのか。公式からの続報を静かに待ちたいと思います。

スポンサーリンク

-Blog, Prince News