Disc 4 -VAULT II
Track List
- Daddy Pop (12" version) (6:08)
- Martika’s Kitchen (4:21) *
- Spirit (4:33) *
- Open Book (4:59) *
- Work That Fat (4:36)
- Horny Pony (Version 2) (4:21)
- Something Funky (This House Comes) (Band Version) (7:05)
- Hold Me (4:36) *
- Blood On The Sheets (5:47)
- The Last Dance (Bang Pow Zoom And The Whole Nine) (5:37)
- Don’t Say U Love Me (4:20) *
*は提供曲
Personnel
Produce, Arranged, Composed
- Prince
Written
- Prince
- Prince & Levi Seacer, Jr. (2)
- Prince, Frankie Blue, Martika and Levi Seacer, Jr. (3)
- Martika, Levi Seacer, Jr., Prince (4)
- Prince and Martika (11)
Aditional Musician
- Rosie Gaines (back vocals, keyboards) (1)
- Michael B. (drums) (1, 7-9)
- Sonny T. (bass guitar) (7-9)
- Levi Seacer, Jr. (bass guitar) (1, 7-9) (instruments) (2, 3)
- Tommy Barbarella (keyboards) (1, 7-9)
- Tony M. (rap) (1, 10)
- Elisa Fiorillo (additional vocals) (1)
- Damon Dickson (background vocals) (1, 7)
- Kirk Johnson (background vocals (1, 7, 8) (percussion) (4, 9)
- Kathleen Johnson (backing vocals) (8)
「D&P」収録曲の未発表リミックス、候補曲、そして同時期にプリンスが提供したマルティカやジェヴェッタ・スティールへの提供曲のプリンス・ヴォーカル・バージョンなどを収録。
Daddy Pop (12" Mix)
1991年1月にキース・”KC”・コーエンが手掛けた"Daddy Pop"のリミックス。シングル・カットの予定またはB面収録の予定で制作されたものと推察されるが納得いかなかったのか未発表となりました。
Martika's Kitchen
マルティカ関連が4曲続きます。
マルティカが書き留めた歌詞ノートを受け取ったプリンスは歌詞のコピーをリーヴァイ・シーサー,Jr.に渡し制作を開始。
リーヴァイから提出された”Martika's Kitchen”、"Spirit"を元にプリンスが手を加え1991年1月11日にレコーディング。13日にプリンスのヴォーカルを追加したバージョンをミックスし収録しマルティカに送りました。
同年ニューヨークとロサンゼルスでマルティカと他のミュージシャンによるヴォーカルと演奏が追加され、1991年8月27日リリースの「Martika's Kitchen」のタイトル・トラックとしてオープニングを飾りました。
Spirit
「Martika's Kitchen」の2曲に収録された"Spirit"も”Martika's Kitchen”と同じく11日にレコーディングし、13日にプリンスのヴォーカルがミキシングされました。
Open Book
"Open Book"も同様のスケジュールで制作。リーヴァイはソングライトと演奏に参加しているもののブックレットの発言から上記2曲よりも関与度は低いと思われます。
この曲は”Safe In The Arms Of Love”(「Martika's Kitchen」)の呼応曲として収録予定でしたがマルティカ側が気に入らなかったのかお蔵入り。その後ジェヴェッタ・スティールの「Here It Is」に収録されました。
Work That Fat
"Martika's Kitchen"の曲をバックにボブ・ジョージ風のPublisonでピッチを落とし低音に加工した声でラップを披露。
プリンス一人で制作した楽曲で、コミカルな歌詞からアルバムに収録予定曲というより遊びの一環で制作。1991年1月12日にマイケル・コッペルマンがミキシングしました。
Horny Pony (Version 2)
1990年9月7日に東京のワーナー・パイオニア・スタジオで収録され最終候補まで選ばれますが「Gett Off」と差し替えられた1曲。(アルバムの収録リストには"GETT OFF"の上に赤字で"horny pony"と記載)
Version 2はバンドで演奏する前となる1991年1月29日に収録されたもので、馬の泣きマネも聴かれる事事から"Work Tha Fat"と同じく遊びの中から生まれた可能性もあります。
Something Funky (This House Comes)(Band Version)
1992年4月6日に日本のグラム・スラムで行われたシークレット・ライブでも披露されましたバンド・メンバー紹介する楽曲で、ベーシック・トラックは1990年9月7日に東京のスマイル・ガレージ・スタジオで収録。収録候補に選ばれますが3度目の選曲で落とされた1曲。
ちなみにベース・トラック時点ではトミー・バーバレラが加入していなかったのでトミーの紹介パートが存在しませんでしたが今回収録されたのは1991年1月31日のバージョンだったのでメンバーは勢揃い。しかし演奏時にロージーが参加していなかったのでプリンスが代わりを務めています。
Hold Me
ベーシック・トラックは1990年12月27日作で、バンドによる演奏が行われのは"Something Funky"と同じ翌年1月31日。
ロージー・ゲインズのソロ・アルバムの候補(同名異曲の可能性もあり)になるもお蔵入り。その後アニタ・ベイカーに提供する予定で打診するも実現せず、最終的にジェヴェッタ・スティールの「Here It Is」に収録されました。
同曲はプリンスのお気に入りだったのか1993年にマイテのソロ・デビュー用に再録しますがお蔵入りとなりました。
Blood On The Sheets
日本のワーナー・パイオニア・スタジオでマイケル・Bとリーヴァイの3人で収録した"Darkside"のバンド・バージョンで上記2曲と同じ1月31日にレコーディングされたもの。この時も歌詞が上手くまとまらなかったのか最終的にお蔵入りとなります。
3rdeyegirlと演奏したら形になったかもしれないと思えるロック・ナンバー。
The Last Dance (Bang Pow Zoom And The Whole Nine)
1991年2月12日にレコーディングされた1曲でプリンスのクラブ〈グラム・スラム〉のPAで流された事がある楽曲。
"Gett Off"を使った"Violet The Organ Grinder"のように"Jughead"をベースにした派生バージョン。
Don't Say U Love Me
マルティカのアルバム用に追加で提供するため1991年2月13日にレコーディング。
初期は”Martika Jam (Martika Jam Groove)”と名付けられていましたが”Don't Say U Love Me”に改名、他の曲と同じくニューヨークとロサンゼルスでマルティカと他のミュージシャンによるヴォーカルと演奏が追加され完成。『Martika's Kitchen』の10曲に収録されました。