Disc 4 -VAULT II
「D&P」収録曲の未発表リミックス、候補曲、そして同時期にプリンスが提供したマルティカ、メイヴィス・ステイプルズ、ジェヴェッタ・スティール、ロージー・ゲインズへの提供曲のプリンス・ヴォーカル・バージョンなどを収録。
Daddy Pop (12" Mix)
「Daddy Pop」のリミックス、シングル・カットの予定またはB面収録の予定で制作されたものと推察。
Martika's Kitchen
1991年にリリースされたマルティカの『Martika's Kitchen』のタイトル・トラックのプリンス・ヴォーカル・バージョン。
Spirit
『Martika's Kitchen』収録曲で、マルティカ、フランキー・ブルー、リーヴァイ・シーサー・Jr.、プリンス作。
Open Book
『Martika's Kitchen』の「Safe In The Arms Of Love」の呼応曲として収録予定でしたがお蔵入り。その後ジェヴェッタ・スティールの「Here It Is」に収録。
Work That Fat
「Martika's Kitchen」の曲をバックにボブ・ジョージ風のピッチを落とし低音に加工した声でラップを披露。コミカルな歌詞からアルバムに収録する目的があって作ったというより遊びの一環のようにも感じられる楽曲。
Horny Pony (Version 2)
原曲は1990年9月7日に東京のワーナー・パイオニア・スタジオで収録され最終候補まで選ばれますが「Gett Off」と差し替えられた1曲。(アルバムの収録リストには「GETT OFF」の上に赤字で「horny pony」と記載)
「Gett Off」のシングルに収録されましたが、これは別バージョン。
Something Funky (This House Comes)(Band Version)
原曲は1990年8月に東京のスマイル・ガレージ・スタジオで収録、その後手を加えら収録候補に選ばれますが実現せず。
トニー・Mによるバンド・メンバー紹介する楽曲で、1992年4月6日に日本のグラム・スラムで行われたシークレット・ライブでも披露されました。
ちなみに、トミー・バーバレラがNPGに加入したのは1991年1月だったため初期の音源にはトミーの紹介パートがされていない事から、おそらくフル・メンバーが決定した1991年のバージョンが収録でしょう。
Hold Me
1990年12月作で、ロージー・ゲインズのソロ・アルバムの候補になるもお蔵入り。
その後アニタ・ベイカーに提供する予定で打診するも実現せず、最終的にジェヴェッタ・スティールの「Here It Is」に収録。(その後マイテのソロ・デビュー用にレコーディングするもお蔵入り)
Blood On The Sheets
Prince Valtにも記載されていない未発表曲。
The Last Dance (Bang Pow Zoom And The Whole Nine)
1991年に制作された楽曲でプリンスのクラブ〈グラム・スラム〉のPAで流された事がある楽曲。
「Gett Off」を使った「Violet The Organ Grinder」のように「Jughead」を使った楽曲と言われている。
Don't Say U Love Me
『Martika's Kitchen』収録曲で、マルティカとプリンスの共作。