ミネアポリスのダウンタウンにある有名なBunker's Music Bar&Grillで活躍するDr. Mambo's Comboのギタリスト、ビリー・フランツェ(Billy Franze)が72歳でこの世を去りました...
Mambo's Combo guitarist Billy Franze dies, 72, jammed with Prince and Jonny Lang
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StarTribuneの記事によれば、コロナ禍の影響もあり昨年引退を表明。
奥様のリサさんによれば、ステージを離れてもギターを弾くことが彼の情熱であり、最後まで自宅でギターを弾いていたそうです。
夏にライブが再開するとの事で、復帰を願っていたビリーしたが火曜日に帰らぬ人となったそうです。病名は定かではありませんが、家族の方の話によれば脳卒中か心臓発作の可能性が高いとの事...
リサさん曰く"ギターが彼の妻で、私が彼の愛人だった”と話し、NPGのマイケル・Bも「家庭的な人間であり続けることはできなかったけど、音楽を演奏することが彼の血肉となっていた」と語る程、音楽に全てを捧げていて、バンドの公式facebookにもメンバーやファンから数多くの投稿が寄せられています。
Dr. Mambo's Comboはマイケル・Bの他にもソニー・Tやマギー・コックスなど、プリンス縁のメンバーが多く在籍(プリンスが引き抜いたと言った方が正しいかな)。ビリーも1994年に結成されたMinneapolis(前身はThe Crayons)というユニットに参加し"MPLS"をリリース。
マイケル曰く"プリンスが一度も悪口を言わなかったミュージシャンは、私の知る限りビリーだけかもしれない。"と語るほど信頼も厚く、他にもマイテの「Child Of The Sun」、ロージー・ゲインズの「Closer Than Close」、メイヴィス・ステイプルズの「The Voice」、ザ・スティールズの「Heaven Help Us All」など、プリンスが関わった90年代のプロジェクトにも多数参加しました。
またリッキー・ピーターソンやNPG Hornzのブライアン・ギャラガーと多くのアーティストに手腕を買われていました。
リッキーもビリーの訃報に哀悼の言葉を投稿していました。
多くのファンを楽しませてくれたビリー、本当にありがとうございました。