’01年にシーラ・Eのバンド・メンバーとして参加、その後シーラを通じてプリンスと出会い、NPGのアディショナル・メンバーとして’03年に行われたツアーに同行したRAD.(ラッド)が昨年約9年振りの新作アルバムをリリースしました。
アルバム情報
曲リスト
- Forever Day by Day (4:32)
- 10 Miles to Empty (4:19)
- Dinner for One (7:19)
- Seven Days (5:12)
- Happily's Never After (6:21)
- Measure of a Man (3:49)
- Truly Love Someone (feat. Seven) (4:04)
- Latin Soul (6:20)
- Miles (3:47)
- No Goodbyein' (3:52)
- Mad Run (6:08)
- That's All (3:07)
ラッドについて
詳しくは彼女の紹介ページに書いてますが、ここでも簡単に紹介。
本名ローズ・アン・ディマランタ(Rose Ann Dimalanta)は、カリフォルニア州オークランド出身でフィリピン系のアメリカ人で4歳の頃からピアノを弾き始めています。
シーラ・Eの父ピート・エスコヴェートやタワー・オブ・パワーのデヴィッド・ガルリバルディ等と親交があり、'92年にデビュー・アルバム「radified」をリリース。
冒頭に書いた通り、シーラ経由でプリンスのアディショナル・メンバーとしてNPGに加入。
彼女が最初にメンバーとして参加したのは'03年10月17日、香港で行われた”ハーバー・フェス”で、私も初海外遠征で観ることが出来ました!
この他、プリンスがビヨンセとコラボした'04年のグラミー賞でも演奏しています。
参加期間は1年と短いですが、’07年の来日公演にはエリック・リーズが参加する他、グレッグ・ボイヤーやキャンディ・ダルファー等、バンド・メンバーとも親交を温めてていました。
’09年の「Getting Down Is Free」以降、暫く表舞台からは退いていましたが、’16年頃から本格的に音楽活動を再開。
シーラの「Iconic: Message 4 America」他数作で参加したベースのレイモンド・マッキンリー(Raymond McKinley)、ヨーロッパで活躍しているマッシモ・ブアンノ(Massimo Buonanno)とトリオを結成しました。
その一方で、’17年にはプリンス・フォロワーでも知られるSEVENのアルバム「4COLORS」に参加(マッシモも同作に参加)、その後ライブでもバンド・メンバーとしてSEVENを支えました。
アルバムについて
SEVENのライブが一段落した辺りから本格的にレコーディングを開始したと思われ、昨年春にはレコーディング風景を含めた動画がアップされました。
’18年9月に先行シングル"No Goodbyein"をリリース。
RADならではの羽の生えた様な軽快なシンセとシルキーなヴォーカルは相変わらず小心地良く、レイモンドとマッシモによる緩急を付けた三位一体のサウンドはトリオならではの良さを引き出しています😄
翌10月にリリースした”Miles”は、憂いのあるしっとりとしたヴォーカルとニコール・レニー(Nicole Neely)を筆頭にストリングスを加えた円熟味を増した1曲に仕上がってます。
この他、レイモンドのベースが心地よいオープニング・トラックの"Forever Day By Day"や流麗なピアノと生々しいヴォーカルも魅力的な"Happily Never After"といったヴォーカル曲や、名前の通りラテンとソウルが融合したインストゥルメンタル・ナンバーの"Latin Soul"も素敵です。
インスト曲と言えば、スティングのカヴァー"Seven Days"も秀逸です。
アルバムもリリースした事ですし、もしかすると来日公演があるかもですね😄
Soundcloudでフル視聴可
↓の公式ページで全曲視聴が出来ます。
レコーディング風景
'18年に行われたライブの模様
ゲストにキャンディ・ダルファーを迎え、シングル”No Goodbyein”を披露しています。