カルメン・エレクトラが芸名を正式な名前に改名

プリンスのレーベル〈Paisley Park Records〉から1993年にデビューしたカルメン・エレクトラは、本名であるタラ・リー・パトリックから芸名への変更を申請しロサンゼルス上級裁判所は申請を受理。名実ともにカルメン・エレクトラになりました。

カルメン・エレクトラ

カルメンについて簡単に紹介。
本名タラ・リー・パトリックは高校卒業後にダンサーとしてキャリアをスタート。
当時18歳だったタラはナイト・クラブでプリンスと運命的な出会いを果たします。ダンサーを探していたプリンスは彼女をオーディションに参加させますがコンセプトと合わなかったのか不合格となります。
しかし彼女を気に入ったプリンスは「曲を書いてあげる」とレコード・デビューの話を持ちかけると”Carmen On Top”という曲を提供(元はロビン・パワー用に書いた”Robin On Top”)。更にカルメンという芸名を彼女に与えます。

“You’re not a Tara. You’re not Tara. You’re Carmen.”

君はタラじゃない。君はタラじゃないんだよ。君はカルメン

2014年におこなわれた『The Yo Show』でのインタビューでは

“(Prince) said, ‘You look like Electra. That should be your name.’”

（プリンスは）「エレクトラって雰囲気だね。それが君の名前になるべきだよ」

とフル・ネームを改名された事、そして今はその名前が気に入っている事を話しました。

“At first I thought it sounded kinda like a superhero type of name, which actually it is,” she said, adding that at first she “was hesitant” about it. “But it just sorta grew on me and that’s it. I’m Electra now.”

「最初は、なんだかスーパーヒーローみたいな名前だなと思って、実際そうなんだけど」と彼女は話しすと最初は「躊躇したわ」と付け加えた。「でも、だんだん気に入ってきて、今はエレクトラよ。今はエレクトラよ」。

当時プリンスはロビン・パワーためのアルバムを計画していましたが、カルメンの登場により創作意欲が沸くと1991年春からレコーディングを開始。二人を取り巻く環境で二転三転し、1993年にようやくペイズリー・パーク・レコードからデビューしました。

二人の事に関しては長谷川友さんによる『プリンス:ゴールド・エクスペリエンスの時代』（シンコーミュージック）に詳しく掲載されています。

プリンスの元を離れた後、米テレビシリーズ『ベイウォッチ』を筆頭に『最終絶叫計画』シリーズや『ほぼ300』等、女優として活躍。またプッシーキャット・ドールズとパフォーマンスしたり、「セクシー・ボディ・レッス」でセクシー・ダンスを取り入れたエクササイズのビデオをリリースしたりと、現在もセクシー路線全開で活躍しています。

1月9日に改名請願書を提出

TODAY.comの情報によるとタラは、1月9日にカルメン・エレクトラに法的に改名する請願書を提出。
ロサンゼルス上級裁判所は今週タラ・リー・パトリックから芸名に合法的に変更する要求を認めたと報じています。