N.O.R.E.とDJ EFNがホストを務める『Drink Champs』にパティ・ラベルがゲストで参加。
番組ではルーサー・ヴァンドロス、2パック、アレサ・フランクリン、そしてプリンスの話など貴重な話を話してくれました。
Drink Champs
Drink Champsとは...
題名の通りお酒を飲みながらのトークするため、日頃聞けない事も話してくれるという事で人気の番組。
2020年にファレル・ウイリアムズが登場した回では、ジャスティン・ティンバーレイクのソロ・デビュー作『ジャスティファイド』に提供された殆どの楽曲がマイケル・ジャクソンのために書かれていたものだったと告白。
また自身が歌った"Frontin'"は元々プリンスに提供するつもりだった事を話し、話題となりました。
参考ファレル・ウィリアムスのデビュー曲"Frontin'"はプリンスの為に書いたものだった!
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プリンスとの思い出
二人からプリンスの事について聞かれた(開始14分40秒頃)パティは「i was there for maybe a month (私は1ヶ月ほどそこにいたんだけど...)」とペイズリー・パークでの思い出を話始めました。
プリンスはパティのために「Be Yourself」('89)に"Yo Mister"と"Love 89"の2曲、「Burnin'」('91)に"I Hear Your Voice"を提供。"I Hear Your Voice"はカリフォルニアのララビー・サウンド・スタジオ(Larrabee Sound Studios)でヴォーカルをオーバーダブしているので、この話は恐らく1989年の話と推察しますが、2曲のために1ヶ月も滞在しないでしょうから未発表作のレコーディングで訪れてる可能性もあります。
姉弟のような関係
「彼が私にしたことは、私を母親のように扱ってくれたのよ。」と自分の事を"mom"と表現してますが、プリンスとパティの年の差は14歳なので姉弟の様な感じだったのかもしれません。
「彼は私を服屋に連れて行き服を作ってあげたり、車で家まで連れて行ってくれたの。」と楽しそうに話しています。(”alphabet car”と話してるので"Alphabet St."で使用したサンダーバードの事かも?)
料理の話
ある日プリンスはパティに料理を作るようにお願いします。
パティは料理が上手で何時間もかけて、フライドチキン、コーン料理、トマト料理...色々作ったのにビスケットした食べなかったそうで、そのやり取りは...
パテイ:(料理をテーブルに並べ)「okay! let's eat (よし!食べましょう)」
プリンス:「this is all i want (これだけでいい)」とビスケットを取る
パティ:「okay! i love you anyway (わかったわ!とにかく愛している)」
といった感じだったそう。
普通なら怒りそうですけど、そこが母性をくすぐるのかもしれませんね😅
食事の後、パティのソングライトを手掛け、プリンスも尊敬していたバッド・エリソン(James "Budd" Ellison)と一緒にビリヤードを楽しんだそうです。
パンプスの話
その後クラブへ移動。
プリンスは背が高いのが好きだと話し「パンプスを履いて踊ったわ」と語ります。
パティとパンプスと言えば、2010年のBET AWARDSでプリンス・トリビュート・コーナーがありました。
この時パティは"Purple Rain"を歌うのですが、途中でパンプスを客席へ蹴り投げます。
そのパンプスをプリンスが拾うと頭上に掲げるという一幕がありました。
アルセニオ・ホールの話
ある日、アルセニオ・ホールから「何してる?」と電話があり、自身の番組『アルセニオ・ホール・ショウ』に出ないかと誘われました。
パティは「少し前にショウに出たばかりよ?」と答えたそう。
するとアルセニオは「プリンスがパティが来ないと歌わない」と言ったそうで、アルセニオから懇願されて出演したそうです。
それが1991年9月4日に放送されたものと思われます。
プリンスがパティを条件にしたのは、恐らく10月1日にリリースされる「Burnin'」のプロモーションの手助けをしたかったのでは?と思われます。
その他にも...
約2時間の番組なのでプリンス以外の話も盛り沢山。
下記のサイト(英語)に概要が書いてありましたのでざっくりまとめます。
10 Facts We Learned From Patti LaBelle's Drink Champs Episode
globalgrind.com
- 若き日のルーサー・ヴァンドロスは、彼女の最初のファンクラブの会長であり、彼女とブルーベルズのライブに着ていくガウンも用意してくれた。彼女は彼が服を盗んだと思っている。(大笑い)
- 彼女はまだストリートに耳を傾けている。彼女はCardi B、Megan Thee Stallion、City Girlsを聴き、心から応援している。
- 彼女が最初に聴いたヒップホップ・アーティストは、Big Daddy Kaneと2Pacだと記憶している。シャカールのヒット曲「California Love」を聴いて、Crip Walkのやり方を覚えた。
- パティは、最近2人が電話で会話を交わすまで、歌手のジャズミン・サリヴァンが自分を嫌っていると考えていた。2人は近々一緒にレコーディングする予定。
- 現在もフィラデルフィア(生まれ故郷)に住んでいる。砂と水と太陽が嫌いなので、めったに旅行には行かない。
- 15年以上レコーディングをしていないにもかかわらず、1年のうち約11ヶ月間ツアーに参加している。
- パティの料理に対する愛情は、いつも仲間と分かち合っている。彼女はエルトン・ジョン、ニーナ・シモン、プリンスなど多くの人々のために料理を作ってきた。彼女はすべての調理器具をツアーに持参している。
- ヴェルズバトルで対決したこともあるが、彼女とグラディス・ナイトは正真正銘の親友である。ラベールはナイトの息子が亡くなった時に一緒にいて、グラディスはパティの姉妹が亡くなった時にそばにいた。
- 彼女が店頭に並べているのはPatti's Piesだけではありません。彼女は自分のピーチコブラー、マカロニ、ケールグリーン、コーンブレッド、シロップ、パンケーキミックスをすべて棚に並べている。
- 生前、アレサ・フランクリンとパティ・ラベルは仲直りした。二人は長い間確執があったという噂が渦巻いていた。
2014年にホワイトハウスで行われたウーマン・オブ・ソウル・コンサートで、フランクリンがラベルを鼻であしらうとされたとき、それらの噂は最高潮に達した。その後、2人は電話で、フランクリンがウォルマートに自分のアイテムを入荷する可能性があること、そして2人が一緒にレコーディングをすることについて話した。