Be Yourself / Patti Labelle ('89)

MCA移籍第一弾で初の全米１位になった’86年の「Winner in You」の次にリリースされた本作は、前作の成功を受けバート・バカラック＆キャロル・ベイヤー・セイガーの他にスチュワート・レヴィン、ナラダ・マイケル・ウォルデンといった鉄板に加え、フル・フォースそしてプリンスを迎えた意欲作です。

映画『007 消されたライセンス』のエンディング・テーマに選ばれた"If You Asked Me To"も魅力的な一曲ですが、やはりプリンスが携わった２曲は異彩を放ってます。

プリンスが作・演奏・プロデュースの全てを手掛け（バック・コーラスにマーガレット・コックスが参加）た”Yo Mister”はパティの圧倒的なヴォーカルとプリンス節が炸裂する１曲、またシーナ・イーストンと共作した"Love 89"は未発表曲"The Line"を使った一曲でこちらもプリンス・ファン的には魅力的な楽曲ですが、パティ・ラベル・ファンの感想がきになる所です。