エフデラックス / ガスライト
Released:2011/9/27 | Label: Ropeadope
Track List
- Drummers And Healers (3:49)
 - Over The Canyon (3:52)
 - Gaslight (4:19)
 - Beautiful You (3:58)
 - @8 (3:56)
 - The Vigil (5:46)
 - Leeds Line (3:57)
 - Lover (4:17)
 - When You Go (3:30)
 - Sanctified (3:16)
 - Last House On The Block (1:29)
 
Personnel
Produce
- ST Paul Peterson & Susannah Melvoin
 - Oliver Leiber (Co-Produce) (10)
 
Written
- Jason Peterson DeLaire (1, 2, 5, 7)
 - St. Paul Peterson (1-5, 7-10)
 - Susannah Melvoin (1-5, 8-10)
 - Doyle Bramhall II (1)
 - Wendy Melvoin, Lisa Coleman (6, 8)
 - Eric Leeds (6)
 - Oliver Leiber (10)
 - Andrew Shepp (4)
 
Member
- ST Paul Peterson (Vocal, Guitar, Bass, Keybords, String Arrangement)
 - Susannah Melvoin (Vocal)
 - Jellybean Johnson (Drums, Guitar)
 - Eric Leeds (Tenor & Baritone Sax, Flute, Hone Arrangement)
 
Additional Musician
- Wendy Melvoin (Back Vocal,Guitar)
 - Lisa Coleman (Keybords)
 - Ricky Peterson (Keybords)
 - Jason Peterson DeLaire (Back Vocal, Keybords)
 - Doyle Bramhall II (Back Vocal, Guitar)
 - Charlie Drayton (Drums)
 - Oliver Leiber (Drums, Guitar)
 - Steve Strand (Trumpet)
 - Brad Shermock (Trumpet)
 - Michael Nelson (Trombone)
 
再結成までの道のり
'85年、当時空中分解したTHE TIMEのセント・ポール・ピーターソン、ジェリービーン・ジョンソン、ジェローム・ベントンの3人にウェンディの妹のスザンナ・メルヴォワンとエリック・リーズの5人で結成されたThe Family。
 シネイド・オコナー(当時はシンニード)が歌った事でも有名な"Nothing Compares 2 U"のヒット曲を出しつつもアルバム1枚で解散してしまいました。
解散後、ジェリービーンとジェロームは映画『グラフィティ・ブリッジ』でTHE TIMEのリユニオンで活躍、エリックはソロ作をリリースしつつもプリンスのバック・メンバーとして活躍、セント・ポールやソロで活動していました。
特にセント・ポールは行動的で、兄弟のリッキー・ピーターソンを始めポーラ・アブドゥルやオリータ・アダムスなどの演奏やプロデュース、ミネアポリスで活躍しているプリンス・ファミリーのミュージシャンと一緒にThe TruthやThe Minneapolis Allstarsという名のユニットでライブを行っていました。
 そういう広範囲の活動をしていく中で、スザンナ、エリック、ジェリービーンの3人と組んでリユニオンを計画。
The TimeがThe Original 7venになった様に、The FamilyもfDELUXEと名を変え結成、'11年7月に再結成及びデビュー・アルバムをリリースする為にクラウド・ファンディングで資金を調達。
 8月末の時点で9月27日に資金協力した人達にダウンロード配信、その後フィジカル・アルバムをリリースしました。
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 The Family/fDeluxe
fdeluxe.com
アルバム・レビュー
プロデュースはセント・ポールとスザンナ、"Sanctified"にはセント・ポールやエリサ・フィオリーロ、シーナ・イーストンといった当時プリンス関連の作品でも仕事をした元タ・マラ&ザ・シーンのオリバー・リーバー(オリヴァー・レイバーと表記も)がコ・プロデュースで参加。
 ゲスト・ミュージシャンには前述のオリバーを始めウェンディ&リサ、リッキー・ピーターソン等ミネアポリス・サウンドに所縁のあるアーティストが数多く参加しています。
セント・ポールがメイン・ヴォーカルを担当したファンキーな"Drummers and Healers"からスタート。
 セント・ポールとスザンナのユニゾンが当時のThe Familyを彷彿させる"Over The Canyon"とキャッチーなサウンドが魅力的なタイトル・トラックの"Gaslight"・・・当時の懐かしさを残しつつ正統進化を遂げた作風に仕上がってます。
 他にも、Wendy&Lisaの初期の作品に通じる"Beautiful You"や2人がゲスト参加した"The Vigil"、エリック・リーズをメインにしたMadhouse的な"Leeds Line"、しっとりと歌われるヴォーカルとエリックによる間奏のサックスの音色が切ないスロウ・ナンバーの"When You Go"、そしてラストは幻想的にアルバムを締めくくるOutro的な短いインスト曲の"Last House On The Block"で幕を閉じます。
当時のThe FamilyやMadhouseが好きだった方にはピッタリな1枚と言えます。
ST.ポールのスタジオ風景
アルバム制作にあたり、当時アップされた自宅スタジオの様子です😄
シングル盤
アルバムのリリース後、シングル曲のリミックスやLP等がリリース。
 現在発売されている分だけ掲載しておきます。
 

