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Sheila E. / Sheila E. ('87)

シーラ・E / シーラ・E

アルバム情報

Released:1987/2/24 (1987/2/19と表記のサイトも有り) | Label:Warner Bros. Paisley Park Records

Listen on Apple Music

Track List

  1. One Day (I'm Gonna Make You Mine) (4:47) P
  2. Wednesday Like A River (3:25)
  3. Hold Me (5:04)
  4. Faded Photographs (4:11)
  5. Koo Koo (3:24) P
  6. Pride And The Passion (4:05) P
  7. Boy's Club (3:56) P
  8. Soul Salsa (3:08)
  9. Hon E Man (3:22)
  10. Love On A Blue Train (5:33) P

Personnel

Produce, Arranged, Composed

  • Prince (credited Sheila E. in association with David Z.)

Written

  • Prince
  • Prince, Sheila E. (1, 5, 6, 7, 10)
  • Sheila E., Eddie M. (3)
  • Sheila E., Samuel Domingo, Boni Boyer (4)
  • Sheila E., Levi Seacer, Jr., Norbet Stachle (8)
  • Sheila E., Levi Seacer, Jr. (9)

The "E" Band

  • Levi Seacer, Jr. (bass, organ, guitar, vocals)
  • Juan Escovedo (percussion) (1, 10)
  • Boni Boyer (keyboards, vocals) (1, 5, 10)
  • Timothy Rilley (drums)
  • Norbert Stachel (saxophone) (5)
  • Carl Wheeler (keyboards, vocals) (5, 10)
  • Raphael Wiggins,Jr. (aka Raphael Saadiq) (bass) (4) (vocals) (5, 10)

Musician

  • Prince (instruments) (all) (vocals, bass, guitar) (3, 4, 5)
  • Eric Leeds (saxophone) (1, 6, 10)
  • Atlanta Bliss (trumpet) (1, 6, 10)
  • Peter Michael Escovedo (percussion,vocals) (7)

アルバム・レビュー

前作「Romance 1600」もゴールド・ディスクを獲得し、今作をリリースする迄の1年半の間に映画『クラッシュ・グルーヴ』に準主役に抜擢。アルバムに先駆け日本で先行リリースされたシングル”Love On A Blue Train”はナショナルのマックロードのCMに起用され、シーラ本人も登場し華麗な演奏を披露するなど知名度を上げたました。

そんな彼女が自らの名前をタイトルにした本作は、前作から"Eバンド"というバンドにボニー・ボイヤーらプリンスのコンサートで活躍しているミュージシャンを新たに迎えて制作されています。
またこのバンドには後にトニー・トニー・トニーやソロ、プロデューサーとしても活躍する若きラファエル・サディークも参加しています。(当時はラファエル・ウィギンズ,Jr.名義でパレード・ツアーにもシーラのバンド・メンバーとして同行)

心地よいビートとボニやリーヴァイのコーラスとの絡み具合が程よくミックスされたノリの良い"One Day"、スネア・ドラムのビートとギターのサウンドがシンプルなスロー・テンポの"Wednesday Like A River"、シーラのセクシャルな面を押し出した聴かせるヴォーカルとステフ・バーンバウムのギターが哀愁を奏でるラヴ・バラードの"Hold Me"、一転してリーヴァイの"泣き"ギターと熱唱するシーラの声が切ない歌詞にピッタリの"Faded Photographs"と前作とは趣の違う楽曲が続きます。
中盤からは、いかにもプリンス流の骨太で変則的なビート乗せてRAPを絡めつつ囁くように歌う"Koo Koo"、同じく「Dirty Mind」辺りのプリンスに聴かれるドラム・サウンドに中音域のヴォーカルで歌う"Pride And The Passion"、単調のパーカションとピッキングを多用したギターがデビュー当時のプリンスっぽい"Boy's Club"へと続きます。

アルバムの中で、ある意味"シーラ・Eらしい"楽曲はなんと言っても"Soul Salsa"でしょう。彼女の両親ピートとファニータ、そして兄弟のピーターにホワンが参加した"エスコヴェート・ファミリー"が一同に会したこのサルサ・サウンドはとても新鮮に聴く事ができます。
この楽曲だけは彼らファミリーでしか表現できないサウンドでしょう。

プリンスの関与曲の少なさが影響したのか過去2作に比べてセールス的には劣りましたが、シーラ自身の意向がかなり反映され思い描いた内容に仕上がった1枚だと思います。

Music Video

"Koo Koo"のMVにはダンサーとしてCATも登場します。

日本のCM

冒頭にも書いた様にシーラはナショナルのマックロードのCMに出演。
”Love On A Blue Train”と”Hole Me”の2種類がありました。

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