The Edge / Liv Warfield ('23)

ザ・エッジ / リヴ・ウォーフィールド

Released:2023/9/15 | Label: Delta Music Media GmobH

Liv Warfield - The Edge CD アルバム 【輸入盤】

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アルバム・レビュー

2017年にハートのナンシー・ウイルソン率いるロードケース・ロイヤル（Roadcase Royale）のヴォーカリストとしてアルバム「First Things First」をリリースしましたが、単独名義としては2022年にリリースしたライブ盤「Live at Cafe Wha?」以来１年振り、単独名義のスタジオ・アルバムとしては2014年にNPG Recordsからリリースした「The Unexpected」以来なので9年振りとなります。

プロデューサーはリヴの他にロードケース・ロイヤルのバンド・メンバーだったライアン・ウォーターズ(gt)(Ryan Waters)の他、ライアンと共に2019年の"Mantra"で手腕を振るったマーロン・パットン(dr)(Marlon Patton)、そしてボビー・スパークスIIのアルバムに参加していたジャスティン・マッキニー(ba)(Justin "Jay McK" McKinney)が参加しています。

骨太なサウンドとパワフルなヴォーカルの組み合わせが最高なタイトル・トラックの"Edge"は本作の質を象徴するような１曲です。

"The Unexpected"を想起させるようなキャッチーなリズムとホーン使いの”Maybe They'll Take Your Picture”、切々と歌い上げるミディアム・スローの”Chess”、前半ラストを飾るAORバラードの"Bloom"はリヴのヴォーカルにストリングスとオルガンの音色が絶妙に絡み合う高揚感のある１曲に仕上がっています。
後半は、心地よいアフロ・ビートとファンキーなホーンが印象的な"Get 2 Know"、フィル・コリンズの名曲を大胆にアレンジした”Another Day In Paradise”、Roadcase Royaleでの経験が活かされたハード・ロック・ナンバーの”Stare”（プリンスのカヴァーではなく同名異曲）、ラストはリヴのヴォーカルが堪能できる”Savior”で幕を閉じます。

プリンスとロードケース・ロイヤルでの経験が見事に結実した作品といえる１枚です。