ジル・ジョーンズ / アイ・アム
Released:2016/2/12 | Label: Peace Bisquit
Track List
- Forbidden Love (4:32)
- This Is How It Feels (feat. Get Far) (3:51)
- Living For The Weekend (Wawa Radio Edit) (3:21)
- F**k You Til You're Groovy [Explicit] (3:47)
- On & On (4:06)
- Return to Love (4:08)
- Come Midnight (John "J-C" Carr Mix) (3:23)
- Someone to Jump Up (6:44)
Personnel
Produce, Arranged
- Brinsley Evans (1, 3, 5, 6, 8)
- Count DeMoney (1, 3, 5, 6)
- Get Far (2)
- Jochen Simms (4)
- CoolNerd (7)
- Funky Junction (8)
Written
- Jill Jones (1 - 4, 7, 8)
- Julian Aletti (1, 3. 5, 6)
- Raphael Aletti (1, 3, 5, 6)
- Willy Washington (2)
- Angelo Skordos, Bill Coleman, Johanna Francis, Julian Napolitano (4)
- Mark Unthank (7)
- Costantino Padovano (8)
アルバム・レビュー
クリス・ブルースと組んだ2001年の「Two」、イアン・ギンズバーグとザ・グランド・ロイヤルズ名義でリリースした2004年の「Wasted 」に次ぐ4作目ですが、単独名義としてはペイズリー・パークからリリースされた1987年の「Jill Jones」以来29年振りの新作で、当時のロゴを使用しているあたりからも意気込みが伝わります。
プロデュースは90年代に活躍したハウス・ミュージックの〈アンキャニー・アライアンス (Uncanny Alliance)〉のブリンズリー・エヴァンス(Brinsley Evans)と、ジョディ・ワトリーの作品にも参加したカウント・デ・マネー(Count De Money)を中心に複数のプロデューサーが参加。
アルバムの着想はおそらくイタリアのDJファンキー・ジャンクソンがプロデュースした2007年の”Someone to Jump Up”で、感情豊かなジルのヴォーカルをダンス・ミュージックが得意なプロデューサー陣が料理するというスタイルで制作されたと思われます。
“I have experienced forbidden love.”と自身の経験をモチーフにした”禁断の愛”を歌ったオープニング・トラックの"Forbidden Love"で聴かれる伸びのあるヴォーカル・ワークは若々しく、改めてジルの素晴らしさを実感する事が出来ます。
カルヴィン・ハリスとリアーナの共演で話題となった“We Found Love”を想起させる”This Is How It Feels”、2009年に多くのリミックス曲をリリースした"Living For The Weekend"、セクシーなジルのヴォーカルとヨッヘン・シムズによるダークでタイトなビートとアラビアンなメロディが融合した"F*ck You Til You're Groovy "、80年代のハイエナジー・サウンド感が懐かしい"On & On"など魅力的な楽曲が揃っています。
前述のカルヴィン・ハリスやカイリー・ミノーグなどが好きな方にオススメのアルバムだと思います。
Youtubeチャンネル
リリース直前に掲載されたインタビュー
Jill Jones "I AM" | RaynbowAffair
raynbowaffair.com