「EXODUS」のアートワークを手掛けたデザイナーが当時の思い出を投稿

先日リリース25周年を迎えたThe New Power Generationの2ndアルバムEXODUS。(リリースは1995年3月27日)
この日を記念し3月29日に、当時のアートワーク製作秘話がNPGのfacebookに投稿されました。

マイケルによる回想

当時アートワークを手掛けたのはスティーヴ・パーク(Steven Parke)、デビー・マクゲイン(Debbie McGuan)、マイケル・ヴァン・ハッフル(Michael Van Huffel)によるものですが、文中から察するに語ったのは、後にKamasutra等のアートディレクションを担当したマイケルと思われます。
語学力は決して良い方ではありませんが可能な記載しておきます。

「EXODUS」のアートワークについて

本作はマイケルにとってスティーヴからプロジェクトのデザイン/イラストの仕事を受けた初めての仕事で、プリンスはすぐ欲しがっていたがスティーヴはボルティモアの帰る予定があり18時間ほどで制作したそうです。
スティーヴは70年代風のファンカデリックでスペース・サイケデリックなアートワークにしようとアイデアを持っていて、デビーが書いたイラストを切り取ってスキャンし当時レイヤー機能がないPhotoshopとPainterでデザイン。(文中にはスティーヴの手慣れた仕事ぶりが記載されていました)

目処がつくとスティーヴはボルティモアに帰り、マイケルは残りのデザインで宇宙空間に浮かぶ建物をデザイン。そこにプリンスがやってきます。
建物が浮かんでるだけのアートワークに納得をしていなかったプリンスに対し、CD-ROMに収録された沢山のバンドメンバーの写真を思い出し、何も考えず”Why don’t we put it on Mayte’s butt?(マイテのお尻を貼ってみませんか?)”と提案!(冷静に考えれば決してこんな発言はしなかったと回想)
暫く考えたプリンスは”okay, cool, let’s see it(オッケー、クール。みてみよう)”と答えたそうです。
そこで完成したのがコレですね。

https://www.discogs.com/ja/NPG-Exodus/master/152986

プリンスの電話は魅惑的

後半にはプリンスは夜中構わず四六時中電話をかけてくるエピソードを紹介。
家の電話に出ないと携帯にかけてきて”um, I finished something, I’d like to see some artwork for it(えーっと、こっち終わったからアートワークを見たいんだけど)”と言われ、”判りました10時頃に行きます”と伝えると”can you come in now?(今からいい?)”と言われたそうですw
電話して来た時の事を考えると、いつも3フィートの新雪が積もっていて氷を削ってペーズリーパークに付く頃に車が暖まってる事を思い出すそう。
そんな時プリンスは”oh, I want you to hear it, I know you’ll want to do something cool…(ねぇ聞いて欲しい、君はクールな事をしたいんだろ?)”と誘惑モードになるそうです😃
プリンスは本当に(フィジカルの)アルバムのパッケージを見たり想像するのが好きでったそうです。

急いできてもらったお礼は豪華

トラックでペイズリー・パークに着くとプリンス以外は誰も居ませんでした。
プリンスはスタジオに連れていくと曲を聴かせてくれたそうで、彼はそんなに多くは無かったけど他のスタッフも同じ様に素晴らしい経験を何度もしていたそうです。
この時聴いたのは“Count The Days"でソニーのゴージャスさに加えて深くてダークな曲、「EXODUS」はコメディ要素があるけど曲の多くは深くて重いものだったと語っています。

Count The Daysの時計はプリンスのアイデア

数回演奏を聴くと興奮したマイケルは散らかったオフィスに戻り、新しくデビーのキャラを使って顔を描きたり別の建物を追加したアートワークを制作。完成間近になった時にプリンスはダリの溶ける時計(he had me add the Dali melting clock)を追加したそう(その時は反対したそう)で、これがシングル「Count The Days」のアートワークになったそうです。


 
 
これからも何かの記念日こんな話が聴けるんだろうな…嬉しい様な寂しい様な