Things Left Unsaid / Eric Leeds (’93)
エリック・リーズ / シングス・レフト・アンセッド
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アルバム情報
Released:1993/2/23 | Label: Paisley Park Records, Warner Bros.
Track List
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PersonnelProduce, Arranged, Composed
Written
Musician
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アルバム・レビュー
前作「Times Squared」から2年振りにリリースされた本作。
プロデューサーにはエリック本人に加え、アメリカのジャズ・ピアニスト、ギル・ゴールドスタインが参加。
今作ではプリンスは1曲のみ作曲で参加(共作)だけ、参加ミュージシャンも目立つのはプリンスのアルバムに参加しているリッキー・ピーターソンだけで、ベーシストのアルフォンソ・ジョンソンや元アトランティック・スターのシャロン・ブライアント等、独り立ち状態になった作品になっています。
控えめなコンガのイントロに乗せてスパニッシュ・テイストに溢れた穏やかなサウンドが心地良い“Isla Mujeres"、アルフォンソ・ジョンソンの作曲によるジャズ・ファンクの“Two Sisters"、一転してしっとりと哀愁ある雰囲気を醸し出すタイトル・トラックの“Things Left Unsaid"、そして“Xpectation"を連想させるプリンスが関わった“Aguadilla"は、ザ・ファミリーの”Desire”のフレーズを使用している事から共同クレジットという形になっています。
異色なのはティアーズ・フォー・フィアーズの“Woman in Chains"とトム・ウエイツの“Soldier’s Things"のカヴァー。
どちらもアルバムのバランスの中では問題ないのですが“Woman in Chains"はオリジナルが耳馴染み過ぎてチョット抵抗がありました。
この作品で改めて作曲家としての才能が光るアーティストだというのを実感出来ると思います。
2018-05-17
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