エリック・リーズ / タイム・スクエアード
目次
アルバム情報
Released:1991/2/19 | Label: Paisley Park Records, Warner Bros.
Track List
| PersonnelProduce, Arranged, Composed
Written
Musician
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アルバム・レビュー
長年プリンスをサポートした功績を労う形で'91年にペイズリー・パークから無事デビュー・アルバムをリリースします。
参加メンバーはリッキー・ピーターソン、アトランタ・ブリス、リーヴァイ・シーザー,Jr.、シーラ・E、プリンスで、アレンジにはクレア・フィッシャーと豪華!
頓挫したMadhouseの「24」を継承発展した作品なので当時メンバーだったアトランタ・ブリス等が参加した楽曲も収録されています。
ドラマティックなイントロでハートをグッっと掴んでくる"Lines"を筆頭に、ラリーのコンガやリッキーPのピアノも印象的なジャズ・ファンクの"Andorra"からプリンスがシンセで参加している"Night Owl"への流れ方はとても好きです。
スタンダード・ジャズ風のボーナス・トラック"Overnight, Every Night"や、プリンスがコンポーズドを担当したカリビアンっぽい"Cape Horn"や"Easy Does It"。
本来はMadhouseの「24」用に制作されたと言われているクレア・フィッシャーらしいアレンジが素敵な"The Dopamine Rush"、プリンスとエリクの2人で仕上げたプリンス印のジャズ・ファンク・ナンバーでタイトル・トラックの"Times Squared"等、秀逸な曲が多いです。
冒頭にも書きましたがエリックの良さはプレイヤーとしてもさる事ながら、アレンジャーとしてのセンスの良さではないでしょうか。
このアルバムを聴いた後でプリンスの作品を含め彼の関わったプロジェクトのアルバムを聴くと、その良さがさらに判ると思います。