チャカ・カーン / C.K.
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アルバム情報
Released:1988/11/22 | Label: Warner Bros.
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アルバム・レビュー
ソロ名義では通算7枚目、2年振りのスタジオ・アルバムとなります。
前作「Destiny」のセールスが思わしくなかった事を受け、名匠アリフ・マーディンを排し、アリフと一緒にチャカを支えたラス・ティテルマンを中心に、ザ・システムのデヴィッド・フランク、アイズレー・ブラザーズのクリス・ジャスパー、そしてプリンスをプロデューサーに迎えます。
名を冠したアルバムという事もあって、客演にはマイルス・デイヴィス(5, 10)を筆頭にオマー・ハキム(1, 2)、ボビー・マクファーリン(2)、ブレンダ・ラッセル(2)、ジョージ・ベンソン(6)、マーカス・ミラー(6, 10)・・・と超豪華です。
スティーヴィー・ワンダーのカヴァーで本人もハーモニカで参加した”Signed, Sealed, Delivered (I'm Yours)”、ウーマック&ウーマックによる1stシングルで久しぶりのR&Bチャート5位に復活した"It's My Party"等注目曲が色々ありますが、プリンス・ファンとしてはシーナ・イーストンの「No Sound But A Heart」に収録された"Eternity"のカヴァー、そして"Sticky Wicked"の2曲。
"Eternity"はプリンス・テイクに近いシーナも魅力ですが音圧のあるチャカのバージョンも聴き応えがあります。
そして"Sticky Wicked"はなんといっても、チャカ・カーン、プリンス、マイルス・デイヴィスが共演した唯一の楽曲。
プリンス・ファミリーからはエリック・リーズとアトランタ・ブリスも参加、ミネアポリス・サウンドとマイルスのトランペットが鳴った瞬間の化学反応は鳥肌モノです。