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In My Life / J.P. Delaire ('08)

J.P.ディレイア / イン・マイ・ライフ

Released:2008/02/19 | Label: Tender Girl Music

Track List

  1. Never Enough (4:13)
  2. The Prodigal Son (4:04)
  3. I Need Your Love (4:08)
  4. In My Life (4:12)
  5. Gotta Keep the Funk Alive (4:45)
  6. Last Call (4:17)
  7. Special Lady (4:42)
  8. We Can't Go On (4:23)
  9. Living With a Broken Heart (4:28)
  10. True Love (4:32)

Personnel

Produce, Arranged, Composed

  • J.P. Delaire
  • J.P. Delaire, 3Bal4 (4)
  • Schuyley Deale
  • David DelHomme (10)
  • Steve Hodge (mix) (3, 4, 9)

Written

  • J.P. Delaire
  • J.P. Delaire, 3Bal4 (4)
  • J.P. Delaire, Tre Balfour (5)
  • J.P. Delaire, Schuyley Deale (6)
  • J.P. Delaire, David DelHomme (10)

Additional Musician

  • Mico Wave (talk box) (3)
  • Paula Atherton (sax)
  • Billy Peterson (bass)
  • David DelHomme (fender rhodes)

アルバム・レビュー

セント・ポール・ピーターソンの姉リンダの息子であり、リッキーやポールから見れば甥にあたるジェイソン・ピーターソン・ディレイア。まさにミネアポリスの音楽一家“ピーターソン・ファミリー”の第二世代を担う彼が、2008年にリリースしたソロ・アルバムが本作『In My Life』です。

ジェイソンといえば、1992年の〈Diamonds And Pearls Tour〉で前座を務めたカルメン・エレクトラ(Carmen Electra)のツアー・メンバーとしての活動をはじめ、マイケル・ボルトンやリチャード・マークスらのワールドツアーを支えてきた実力派サックス奏者としての顔が知られています。しかし本作では、サックスにとどまらずボーカル、キーボード、作詞・作曲、そしてプロデュースまでを自ら手掛けるマルチ・プレイヤーとしての真価を発揮しています。

本作には、「Last Call」でシュイラー・ディールをプロデューサーに起用、アルバムのラストを飾る「True Love」ではマイケル・ボルトン繋がりであるデヴィッド・デルホームがプロデュースを担当しています。それ以外の楽曲はジェイソン自身がセルフ・プロデュースを手掛けているほか、マスタリングにはジャム&ルイス率いるフライト・タイム(Flyte Tyme)作品でお馴染みの名エンジニア、スティーヴ・ホッジが参加。ミネアポリスの裏方陣も含めた贅沢なサウンドメイキングが施され、単なる「サックス奏者のインスト作品」にとどまらず、心地よいR&Bやポップス、フュージョン、スムース・ジャズが絶妙にブレンドされたトータル・アルバムに仕上がっているのが大きな魅力です。

「Never Enough」やタイトル曲の「In My Life」では、キャッチーなメロディと洗練されたボーカルでソングライターとしての高いセンスを感じさせる一方、ブーツィ・コリンズのプロデュースでデビューしたマイコ・ウェイヴがトーク・ボックスで鮮烈なアクセントを添える「I Need Your Love」や、ザ・タイムを彷彿とさせる骨太なミネアポリス・ファンク・ナンバー「Gotta Keep The Funk Alive」ではファンク好きの心をくすぐります。
さらに、シュイラー・ディールがプロデュースを手掛けた「Last Call」での力強いアルト・サックスのブロー、ピーターソン・ファミリーの重鎮ビリー・ピーターソンがベースで参加し深みを与えているしっとりとしたバラード「We Can't Go」、そしてデヴィッド・デルホームの手によるメロウなラスト・ナンバー「True Love」に至るまで、アルバム全編を通して隙のない仕上がりを見せています。

当時のインディペンデント盤(Tender Girl Music)ということもあり見落とされがちな隠れた作品ですが、ミネアポリス・サウンドやプリンス周辺アーティストの歴史を深掘りするファンにとっては、チェックしておきたい1枚です。

Music Video

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