マザラティ / マザラティ
Released:1986/3/4 | Label: Paisley Park Records, Warner Bros.
Track List
- Player's Ball (4:37)
- Lonely Girl On Bourbon Street (4:41)
- 100 MPH (7:18) P
- She's Just That Kind Of Lady (3:40)
- Stroke (4:31)
- Suzy (4:24)
- Strawberry Lover (5:24) P
- I Guess It's All Over (4:49) P
Personnel
Produce
- Prince, Brownmark (3)
- Brownmark
- David Z. (co-produce)
Written
- Prince (3)
- Brownmark, Prince (7,8)
Member
- Sir Casey Terry (lead vocals)
- Craig "Screamer" Powell (lead guitar, backing vocals)
- Tony Christian (rhythm guitar, Keyboards, backing vocals)
- Jerome "Romeo" Cox [aka Romeo Woodson] (Bass, backing vocals)
- Marr Starr [aka One Gunn, Real Name : Marvin Gunn] (Keyboards, backing vocals)
- Aaron Paul "Ace" Keith [aka Aaron Keith] (Keyboards, backing vocals)
- Kevin Patrick (Drums, Percussion)
Additional Musician
- Prince (instruments) (3)
- Kevin "Blondie" Patricks (drums, percussion) (7, 8)
- Jill Jones (vocals) (7,8)
- Prince (guitar) (8)
アルバム・レビュー
プリンスはPaisley Park Recordsを成長させるべく、ブラウンマークのプロデュースでミネアポリス出身のマザラティをデビューに手を差し伸べます。
プリンスの信頼も厚いボビー・Zの兄デヴィッド・Zが補佐を努め、プリンスも楽曲提供を提供し、ザ・ファミリー、シーラ・Eに続くペイズリー・パーク・レコード第4弾(1番は「Around The World In A Day」)アーティストとしてお披露目されました。
デビュー・シングルの”Player's Ball”は当時のミネアポリス・サウンドをモロに踏襲したサウンドとブラウンマークらしいベースの効いた1曲で、2ndシングルはプリンスが提供した"100 MPH"でこちらもエッジの効いたサウンドが魅力的な1曲です。
この"100 MPH"は曰く付きで、本来マザラティに提供されるのは"KISS"でしたがプリンスが気に入ってしまい手元に残し、代わりに渡されたのが"100 MPH"でした。
彼らが歌うバージョンはオフィシャルでリリースされませんでしたが名残(?)として"KISS"には彼らの名前がクレジットされています。
"Srawberry Lover"はブラウンマークが"Fear The Shadow"という曲名で書いていた歌詞にプリンスが手直し、"I Guess It’s All Over"も"We Did Things Our Way"をプリンスが手直しして出来上がった曲なのでクレジット上はブラウンマーク一人によるものと記載されてます。ちなみにメンバーのエースの証言で、プリンスは"I Guess It’s All Over"にギターで参加したと答えています。
ちなみに、もう1曲"Jerk Out"も提供しましたがボツとなりザ・タイムの「Pandemonium」で復活しました。
他にも唸るベースがファンキーな"She's Just That Kind Of Lady"やブラウンマークとプリンスの共作によるゴージャス感のある"Strawberry Lover"等も良かったんですが、ビジュアル系な見た目とのギャップが受け入れられなかったのか思った程の成果を出すことが出来ませんでした。
Music Video
Mazarati版KISS
後年ブラウンマークは自伝でこの時の事を話しています。
参考ブラウンマークがプリンスとの思い出を語る
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もしマザラティでのみリリースされてたらまた展開が変わってたかもですね...