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The War / ザ・ウォー ('98)

シングル情報

Released:1998/7/21 | Label: NPG Records

The War by Prince on TIDAL
The War by Prince on TIDAL

tidal.com

Track List

The War (26:00)

Personnel

Produce, Arranged, Composed, Written

  • New Power Generation

Written

  • Prince (vocals, guitar, keys, electraps, percussion)
  • Rhonda Smith (bass)
  • Kirk Johnson (drums)
  • Mr. Hayes (keyboards)
  • Mike Scott (guitar)
  • Marva King (backing vocals)

レビュー

”The War"は1998年6月20日深夜にペイズリー・パーク・スタジオで行われたライブ音源で、7月21日にオフィシャル・サイトLove4OneAnother.comでストリーム配信し無料でダウンロードできました。(コピーも自由にして良い代わりに1ドルを寄付を募るという当時画期的なシステム)

当時サイトには...

26 minutes of pure funk recorded, live at Paisley Park and including one of the freakiest guitar solos ever.
ペイズリー・パークで行われた26分の純粋なファンク音源。そしてこれまででもっとも奇妙なギターソロのひとつ。

と記載。

またクリスタル・ボールを注文した中で到着が遅れたお客にカセットが無料配布(1998年8月)され、その後1-800-NEW-FUNKでCDも限定リリースされました。

正確にはシングルではなく元々45分に及ぶジャムを26分に編集されジャム音源で、プリンスがリスペクトしていたギル・スコット=ヘロンの"The Revolution Will Not Be Televised(革命はテレビ中継されない)"に影響を受けた1曲。
観客にはサビの"One, two. Evolution will be colorized."を合唱させながら、歌詞で・・・

"Do U love your country as much as U love God? (あなたは神を愛するのと同じくらいあなたの国を愛しているかい?)"

"If the government wants 2 put a microchip in your neck, heh heh (もし、政府があなたの首にマイクロチップを埋め込んだとしても、それでも君は国を愛するかい?ハッハー)"

とメッセージをゆっくり語りかけながらノイジーなギター・プレイする妖しいグルーヴ感がも相まってゾクゾクします。

この曲は第2回ヤフー・インターネット・ライフ・オンライン・ミュージック・アワードのベスト・インターネット・オンリー・シングルを授賞しました。

中でもネットの恩恵を受けた授賞で↓のスピーチをするプリンスは最高です。

"It's cool to be on the computer, but don't let the computer be on you."
"コンピューターを使うのはクールだけど、コンピューターに操られてはいけない"

MTV | Homepage - Shows & Schedules
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www.mtv.com

アートワークのエピソード

アートワークはマーヴァ・キングが地球を抱きかかえていると思われていましたが、2020年3月25日の投稿で答えが判りました。

地球を抱きかかえているのではなく”地球を出産する”シーンだったんですね。

上の投稿によれば、プリンスは"地球を産むところを撮影してくれと頼んだら怒るかな?"と問いかけ、マーヴァが"もちろん服を着たままでいいですよね?"と確認。
”当たり前だよ”と返されたので了解したそう。なんとも微笑ましいエピソードですね。

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