セント・ポール・ピーターソン(St. Paul Peterson)が先日リリースした新曲”Something in the Water”をバックに閉鎖された元フライト・タイム・スタジオ(後にRunway Studios)を撮影した映像をYoutubeにアップしました。
ハンディ・カメラ片手にスタジオの隅々まで撮影、これは貴重な映像になりそうです!
Flyte Tyme Studiosとは
ミネアポリス・サウンドと言えばプリンスと並んでもう1組ジミー・ジャム&テリー・ルイスを忘れる訳にはいけません。
ザ・タイムを解雇されたジャム&ルイスはプロデューサーとしてフライト・タイム・プロダクションを設立、アレクサンダー・オニール、サウンズ・オブ・ブラックネス、モーリス・ディといったミネアポリス勢の他にもジャネット・ジャクソン、マイケル・ジャクソン、ニュー・エディション、ボーイズIIメン・・・数多くの名盤を世に送り出しました。
その名曲をレコーディングしたのがミネアポリスのエディーナにあったフライト・タイム・スタジオ(Flyte Tyme Studios)です。
ジャネットの「Rhythmnation 1989」やマイケルとジャネットが共演した"Scream"はこのスタジオでレコーディングされました。
移転後も名前を変え運用
スタジオは'88年からスタートし、’03年に拠点をLAに移す為230万ドルで売却。
リチャード・マッキャリーとトム・タッカーが購入し改装された後”Runway Studios”として運用、冒頭の動画コメントによればポール・ピーターソンは’16年までこのスタジオにあった"ミネアポリス・メディア・インスティテュート"でインストラクターもしていたそうです。
https://www.facebook.com/runwaystudiosmpls
’08年と言えばリーマンショックの年、↓の記事では当時の苦労が掲載されてました。
2018年10月で閉鎖
昨年の夏頃はNPGがリハーサルで使用したりとレンタル・スタジオとして運用されていましたが、10月で閉鎖されました。
↓は最終日の投稿
昨年のthecurrentの記事には写真を添えて更に詳しく解説されてます。
ジャネット最後の訪問
折しも今年は「Rhythmnation 1989」30周年というメモリアル・イヤーで、思い出後ミネアポリスにやってきたジャネットはジャム&ルイスと共にスタジオを訪問しました。
閉鎖後は住宅地として利用
現在は冒頭の動画の通り機材など撤去されもぬけの殻となり、今後建物は取り壊され住宅地として整地される様です。
これでミネアポリスの名所が一つ無くなってしまいますね...
時代とは言え寂しいです。
記録の為にスタジオの場所を貼っておきます。
4100 West 76th Street Edina, MN 55435
行けなかったのでストリートビューを使って記念撮影!