ザ・タイム、ザ・ファミリーのドラマー、ジェリービーン・ジョンソンが他界

ザ・タイム、ザ・ファミリーのドラマー／ギタリストとして知られるジェリービーン・ジョンソンが他界したと、複数のメディアで報じられています。
11月19日に69歳の誕生日を迎えたばかりでした。

ジェリービーン・ジョンソンについて

本名ギャリー・ジョージ・ジョンソン（Garry George Johnson）。1956年11月19日、イリノイ州シカゴに生まれ、その後ミネソタ州ミネアポリスへ移住しました。
ジャム＆ルイスやモンテ・モアらとともにフライト・タイムを結成し、1981年にはプリンスのプロデュースによるザ・タイム（The Time）のドラマーとしてデビューを果たします。

ザ・タイム解散後、残った3人にザ・レヴォリューションのウェンディの双子の妹であるスザンナ・メルヴォワン、そしてエリック・リーズを加えた5人でザ・ファミリー（The Family）を結成。しかしアルバムをリリースする頃には既に破綻し解散していました。

その後は、ジミー・ジャム＆テリー・ルイス率いるプロデュース・ユニット「フライト・タイム（Flyte Tyme）」に参加し、アレキサンダー・オニールやジャネット・ジャクソンなどの作品でプロデュース・楽曲提供・演奏を担当します。

2011年には、ポール・ピーターソンらザ・ファミリーの元メンバーとともにエフデラックス（ fDELUXE）を結成。その一方で、ザ・タイムのリユニオン・バンドであるザ・オリジナル・セブン（ The Original 7ven） にも参加し、二足のわらじを履きながら活躍した名ドラマーでした。

一般的にはドラマーとしての評価が高いものの、fDELUXE ではギターも担当し、その卓越したテクニックを披露しています。

11月16日にはミネアポリス・サウンド博物館の建設に際し寄付を呼びかけていたばかりでした。

 

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ソロ作について

2018年に初のソロ名義でシングル「Put Some Jelly On It」をリリース。

2020年には初のソロ・アルバムをリリースし、多くのファンを楽しませました。

ジェリービーンとの思い出

ジェリービーンと初めて会話したのは、2019年6月に行われたモーリス・デイ＆ザ・タイムの来日公演でした。

終演後サインを貰うチャンスがあり、持参した彼のシングル「Put Some Jelly On It」を見せたら「おー！君か！」と言って喜んでくれた笑顔が忘れらません。

お悔やみ申し上げます。