レニー・クラヴィッツは、Guitarist誌の最新号のインタビューで自分のギター・サウンドででプリンスの度肝を抜いた時のことを語りました。
Lenny Kravitz on blowing Prince’s mind with his guitar tone | Guitar World
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プリンスとのジャム・セッションの思い出
ギタリストとして有名なプリンスですが、2人で何気なく演奏しているときに、このようなワークフローに驚かされたことがあったとレニーが語っています。
プリンスは、レニーがギターとフェンダー・デラックスだけで、エフェクトを加えることなく、どうしてあれほど多彩なサウンドとテクスチャーを作り出せるのか理解できなかったようです。
“I remember jamming with Prince once, and he was like, ‘What is that effect you have on your guitar?’” Kravitz recalled. “And I looked at him and said, ‘Nothing. It’s a guitar into a Deluxe, turned to 10.’
プリンスとジャムったとき「君のギターのエフェクトは何を使ってる?」って言われたのを覚えているよとクラヴィッツは当時を振り返った。
俺は彼を見て「何もないよ。ギターをデラックスに入れて10に回しているだけなんだ」って言ったんだ。“He couldn’t believe it. He was a guy that used a lot of processing and did it very, very well. But here he was: he thought it had some kind of effect, you know? I showed it that it was nothing, absolutely nothing.”
「彼は信じられないようだった。彼はたくさんのプロセッシングを使い、それをとてもとてもうまくやる人だった。でも彼は、それが何か効果があると思っていたんだ。俺は、それが何でもないこと、まったく何もないことを教えてやったんだよ。」と話しました。
また自身の演奏について
“I don’t depend on pedals,” he stresses. “Maybe if there’s a lead and I need a little added texture, I’ll use the pedal in that case. But all my rhythm sounds are just a guitar into an amp, with no processing whatsoever.”
「ペダルには頼らない」と彼は強調する。「リードで少し質感を加えたいときはペダルを使うかもしれない。でも、僕のリズム・サウンドはすべて、ギターをアンプにつないだだけで、加工は一切していないんだ"
とシンプルな構成で演奏を行っている事を話していました。
レニー・クラヴィッツ インタビュー
音楽ライターの内本順一さんによるレニー・クラヴィッツ・インタビューでもプリンスについて語っています。
interview: レニー・クラヴィッツ/「時代は移り変わる。それでもロックンロールの精神は永遠に消えないものだと僕は思う」|内本順一
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