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アリシア・キーズの自伝『もっと、わたしらしく』の邦訳本が出版。プリンスとのエピソードも

昨年3月にリリースされたアリシア・キーズの自伝『More Myself: A Journey』が4月15日に翻訳され『もっと、わたしらしく』というタイトルで出版されました。

もっと、わたしらしく

幼少期から近年まで、アリシアが感じた想いを赤裸々に掲載

★グラミー賞15冠、CDセールス6500万枚、楽曲再生65億回ーー世界的歌姫が自らの半生を赤裸々に語り尽くした著者史上最高傑作!

世界で最も称賛されるミュージシャンの一人であるアリシア・キーズは、華やかな人生を歩む一方で、人知れず個人的な苦しみを抱えていた。

「わたしは、本当は誰なの?」

彼女が内側から変化していく姿を通して、
「本当の自分らしさ」を見つけ出すヒントが詰まった1冊!

文響社より引用

アイルランド系イタリア人の母テリアとジャマイカ人の父親クレイグとの間に生まれたアリシアですが、彼女が2歳の時に両親が離婚。
母と一緒にニューヨークのヘルズ・キッチンと呼ばれるエリアにて育ち、6歳の時にクラシック・ピアノと出会い音楽の才能に目覚めました。

本書では「ニューヨーク・タイムズ」の作家ミシェル・バーフォードと共に、肌の色が異なる母親との生活、女性アーティストとしてデビューするまでの苦悩、成功の重責、スウィズ・ビーツとの出会い、結婚そして出産...その間も人種問題など様々な社会問題に対してどう想っているかが赤裸々に書かれています。

 

”How Come You Don't Call Me”を歌う許可をもらう為ペイズリー・パークを訪問

昨年紹介しましたが、この本にはプリンスの名曲”How Come You Don't Call Me”をデビュー・アルバム「Songs In A Minor」に収録する許可を得る為、ペイズリー・パークを訪れた時のエピソードが掲載されています。

詳しくはこちらアリシア・キーズの回顧録「More Myself: A Journey」にプリンスのカヴァーの許可を得た時の話が掲載

続きを見る

 

更にプリンスとのエピソードも

アリシアにとってプリンスはメンター的な存在で、プリンスもまたアリシアの事をデビュー以前から注目し、何度も同じ舞台に立ちました。

本書では上記のペイズリー・パーク訪問以外にも、2004年のRock and Roll Hall of Fameのプレゼンターとしてアウトキャストと登場したアリシアは...

"Let me just begin, there are many kings. King Henry VIII, King Solomon, King Tut, King James, King Kong, The Three Kings; but there is only one Prince."
(始めに言っておきますが、王様はたくさんいます。ヘンリー8世、ソロモン王、ツタンカーメン王、ジェームズ王、キングコング、三人の王、しかし、王子は一人だけです。)

"Only one man who has defied restriction, who’s defied the obvious and all the rules to the game, mysterious figure.”
(ただ一人、制約に反して、当たり前のことやゲームのルールをすべて覆してきた男、神秘的な人。)

公式サイトより引用

と最大級の賛辞を送りました。

2016年、彼女の公式サイトに作られたプリンス追悼ページの冒頭には"Prince was a gift, a genius and a reminder that we have no limits.(プリンスは贈り物であり、天才であり、私たちには限界がないことを思い出させてくれました。)”と泣ける言葉が書かれています。

本書では、この時のエピソードや、彼女のライブにプリンスが訪れた時の話なども書かれていました。
ふいに出てきた"Puple Rain"の文字では彼女の愛が伝わってきて思わず泣いてしまいました。

 

アリシアの事を知れる最高の一冊

プリンス・ファンなのでエピソードにスポットを当てましたが、JAY-Zと共演した名曲"Empire State Of Mind"がもしかしたら別のアーティストが歌ってたかもといった楽曲の話から、2016年頃から限りなくノーメイクになり”#NoMakeup”を発信した事、子供に”Nワード”の説明をする際に語る人種問題、またグラミーの司会を受けミシェル・オバマ夫人を招いた経緯など丁寧に書かれています。

これを読めば彼女をより理解する事ができ、彼女の曲が更に好きになれると思います。

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