かねてから噂になってた「1999」のデラックス・エディション。
Twitterとかでは前回の「ORIGINALS」の発表のタイミングの傾向から今週位かな?と妄想してましたが、やはりSONYのリイシュー直前に発表されましたね。
On November 29 the Prince Estate, in partnership with @warnerrecords, will reissue Prince's landmark album 1999, remastered for the very first time, along with 35 previously unreleased tracks from Prince's legendary vault. #Prince1999 pic.twitter.com/5Hcjae5WXv
— Prince (@prince) September 10, 2019
でも蓋を開けたらとんでもない仕様になってるじゃないですか!!
表記について
「Purple Rain」の時は2枚組はDeluxe Edition、3CD+DVDはDeluxe Expanded Editionだったのに、今回は2枚組はDeluxe Editionのままですが、5CD+DVDはSuper Deluxe Editionと表記が違いました😒
スーパー・デラックス・エディションの詳細
詳細については公式発表直前に↓でリークされました。
アートワークは「Purple Rain」のデラックス盤同様銀箔仕様ですね。
この銀箔はBOXの外装だけだったのが分かりました。
https://npg-net.com/2019-09-13/
1999:スーパー・デラックス・エディション [5CD+DVD]<完全生産限定盤> |タワーレコード
1999: スーパー・デラックス・エディション 【完全生産限定盤】(5CD+DVD) : Prince | HMV&BOOKS online
CDは5枚組+DVD、アナログはなんと10枚組+DVDという鬼の様なボリューム
収録時間まで判らないので曲名から想像して記載していきます。(間違ってたら随時訂正します)
価格はCD盤(WPZR-30870/75)が¥9,800+税、アナログ盤は不明(分かり次第追記)
日本盤と輸入盤を見分けるにはJANコードで判ります。
日本盤:4943674305414
輸入盤:0603497850068
mp3は映像無しの5枚組で\5,800、ライブDVDが無い分もあってかなり安いですね。
CD1/LP1&2 (Original Album with 2019 Remaster)
- 1999
- Little Red Corvette
- Delirious
- Let’s Pretend We’re Married
- D.M.S.R.
- Automatic
- Something In The Water (Does Not Compute)
- Free
- Lady Cab Driver
- All The Critics Love U In New York
- International Lover
ディスク1はオリジナルのリマスター音源、これだけでも嬉しいです😃
オリジナル音源に関しては紹介しているので割愛します。
CD2/LP3&4 (Promo Mixes and B-sides, 2019 Remaster)
- 1999 (7″ Stereo Edit)
- 1999 (7″ Mono Promo-Only Edit)
- Free (Promo Only Edit)
- How Come You Don’t Call Me Anymore
- Little Red Corvette (7″ Edit)
- All The Critics Love U In New York (7″ Edit)
- Lady Cab Driver (7″ Edit)
- Little Red Corvette (Dance Remix Promo Only Edit)
- Little Red Corvette (Special Dance Mix)
- Delirious (7″ Edit)
- Horny Toad
- Automatic (7″ Edit)
- Automatic (Video Version)
- Let’s Pretend We’re Married (7″ Edit)
- Let’s Pretend We’re Married (7″ Mono Promo Only Edit)
- Irresistible Bitch
- Let’s Pretend We’re Married (Video Version)
- D.M.S.R. (Edit)
”Edit”はEP盤用に編集、”Promo-Only”はプロモーション用に制作されたEPに収録、”Video Version”はミュージック・ビデオ様に編集された音源なので、共に初CD化。
”Little Red Corvette (Special Dance Mix)”は”Special”が気になるけど多分「Ultimate」収録と同じバージョンかな?
まぁここまでは「Purple Rain -DELUXE EDITION-」でもあったから予想範囲内だし、広い意味では公式リリースものですね。
CD3/LP5&6 (Vault Tracks Pt 1, recorded between November 1981 and April 1982)
- Feel U Up
- Irresistible Bitch
- Money Don’t Grow On Trees
- Vagina
- Rearrange
- Bold Generation
- Colleen
- International Lover (Take 1) [Live In Studio]
- Turn It Up
- You’re All I Want
- Something In The Water (Does Not Compute)
- If It’ll Make U Happy
- How Come U Don’t Call Me Anymore? (Take 2)
ここからがデラックスの本番で、まずは1981年11月から1982年4月に収録された音源。ここまで正確に記載されてるって事は収録年月が記載されてるマスター・テープの中から良質なものをセレクトしたんでしょうね。当然全て初出しもの。
時期的には”Kiowa Trail Home Studio”(カイオワ・ホーム・スタジオ)やカリフォルニアのサンセット・スタジオで収録されたベーシック・トラックだと思われます。
”Feel U Up”、”Irresistible Bitch”、”How Come U Don’t Call Me Anymore?”は「The Hits & B-Side Collection」に収録。
”International Lover”と”Something In The Water”は「1999」に収録。
ヴァニティが拒否したステージ・ネームの”Vagina”(いや断るって!)や、ザ・タイム用に作られたとも言われる”Bold Generation”などの注目曲などが収録されてます。
CD4/LP7&8 (Vault Tracks Pt 2, recorded between April 1982 and January 1983)
- Possessed (1982 Version)
- Delirious (Full Length)
- Purple Music
- Yah, You Know
- Moonbeam Levels (2019 Remaster)
- No Call U
- Can’t Stop This Feeling I Got
- Do Yourself A Favor
- Don’t Let Him Fool Ya
- Teacher, Teacher
- Lady Cab Driver / I Wanna Be Your Lover / Little Red Corvette (Tour Demo)
こちらも同じ時期に録音されたもで当然全て初出しもの。
”Possessed”は「Purple Rain DELUXE」に’83年版が収録、”Delirious”と”Something In The Water”は「1999」に収録、”Moonbeam Levels”は「4EVER」で初出しだったけどリマスターしたのかな?
”Can't Stop This Feeling I Got”は「Graffiti Bridge」に収録されましたがオリジナルはかなり違うでしょうね~!
未発表の中では”No Call U”は元はヴァニティ6用に作った音源でしたが、結局お蔵出しとなった1曲。
"Do Yourself A Favor"は”If You See Me”とも言われる曲で元は94 east用にレコーディングされたもの。
”Teacher, Teacher”は幻の「Dream Factory」に収録予定だった曲だっただけにベース・トラックも楽しみですけど、注目は2016年のピアノ&マイクロフォン・ツアーで演奏した事でも話題になった隠れた名曲"Purple Music"のベース・トラック、これが初音源化のは嬉しいですねー!
"Purple Music"は来月発売の『The Beautiful Ones』の記者ダン・ピーペンブリング氏が当時の事を話してましたから、書籍にもこの曲について触れてるかもしれません。
https://www.newyorker.com/magazine/2019/09/09/the-book-of-prince
この曲にはあまりに情報が多いのでOneHさんの記事を貼っておきます😃
(バージョンによっては歌詞が若干違うかもしれません)
http://oneh.blog.jp/prince/purple-music.html
CD5/LP9&10 (Live In Detroit at Masonic Temple Theater, Masonic Hall (Late Show) – November 30, 1982, Previously Unreleased)
- Controversy
- Let’s Work
- Little Red Corvette
- Do Me, Baby
- Head
- Uptown
- Lisa’s Keyboard Interlude
- How Come U Don’t Call Me Anymore?
- Automatic
- International Lover
- 1999
- D.M.S.R.
5枚目は1982年に行われた1999ツアーの中からデトロイトのメソニック・テンプルで行われたライブ音源が公式リリース。(同日の音源は海賊盤でも出ていました:海賊盤で出てるのは1日、これは2日だそうです)
こうやって公式でライブ音源がリリースされるのは嬉しいですね!
早くもライブ音源が先行でアップ
リリースに先駆け"1999"の音源がYoutubeにアップされました。
DVD (Live at The Summit, Houston, TX, – December 29, 1982, Previously Unreleased)
Controversy
Let’s Work
Do Me, Baby
D.M.S.R.
Keyboard Interlude
Piano Improvisation
How Come U Don’t Call Me Anymore?
Lady Cab Driver
Automatic
International Lover
1999
Head
最後はCD盤、LP盤共にDVDとして82年にヒューストンのザ・サミットで行われたライブ映像。
まだ「Purple Rain」で大注目される直前のライブだけにとても貴重です。
こちらも先行公開
デラックス・エディションも発売
今回もスーパー・デラックス・エディションとは別にデラックス・エディションもリリース。
1999: デラックス・エディション (2CD) : Prince | HMV&BOOKS online
こちらはDisc 1と2の2枚組(アナログ盤は4枚組)です。
CD(WPCR-18300/01)は¥2,700+税、アナログ盤は未定。
mp3は\2,250と少しだけ安いです。
年末に圧巻のボリューム!
楽曲に加え、プリンスによる”Little Red Corvette"他数曲の手書きの歌詞、「Prince: Before The Rain」の写真家Allen Beaulieu氏が撮影したレア写真など掲載。
ライナー・ノーツにはガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガン(Duff McKagan)や「Prince and the Purple Rain Era Studio Sessions: 1983 and 1984」の著者デュエイン・チューダール(Duane Tudahl)、ミネアポリスの音楽評論家のアンドレア・スウェンソン(Andrea Swensson)等が参加しています。
デラックス盤は予想してたけど「Purple Rain」と同じ3枚組+DVD位だろうと思ったら、まさかの5枚組とは・・・まぁこれで年末年始の話題は1999になりそうですね!
価格はまだ判らないけどCD+DVDは1万円位かな?
アナログ盤の10枚組+DVDは相当なお値段になりますよね😅
冒頭にも書いたけど、SONYのリイシューの1ヶ月半~2ヶ月位後位にリリースするのはお互いセールスに影響しない様に配慮されてると思うんですけど、発表のタイミングが前回同様SONYのリイシュー直前ってのはチョット可哀想な気がするんですけどね...
エステートが発表のタイミングを決めてるからワーナーさん強くは言えないだろうし、担当者さんも恐縮してるんじゃないだろうか😨
日本でも正式に告知
ワーナー・ミュージック・ジャパンにも正式発表がありました。