以前も書きましたが、先月のトリビュート・ライブの成功を受けて2017年3月に"ザ・ニュー・パワー・ジェネレーション tribute to プリンス"として来日決定しましたね。
来日情報
歴史があるのでメンバーの絞り込むのは難しいのかな??
NPGの遍歴
New Power Generation、通称NPGはプリンスの主演映画『Graffity Bridge』で主人公キッドのバンド・メンバーで登場。この時のメンバーは、前作から引き続きリーヴァイ、ミコの2人に加えトニー、デモン、カークのゲーム・ボーイズの3人、マイケル、ロージー、フィリップで結成されました。
- Levi Seacer, Jr. (Bass)
- Michael Bland (as Michael B) (Drums)
- Miko Weaver (Guitar)
- Rosie Gaines (Background Vocals)
- Tony Mosley (as Tony M) (Dancer)
- Damon Dickson (Dancer)
- Kirk Johnson (Dancer)
- Phillip Carreon (as Phillip C) (fake keyboardist)
'91年の「Diamonds And Pearls」から本格的に活動。
ギターのミコ、キーボードのフィリップが抜け、リーヴァイがギターにパートを変更、ソニー・T(ベース)とトミー(キーボード)が加入します。
- Levi Seacer, Jr. (bass,rhythm guitar)
- Michael B. (drums)
- Sonny T. (bass guitar)
- Tommy Barbarella (keyboards)
- Rosie Gaines (keyboards and vocal)
- Tony M. (rap)
- Damon Dickson (background vocals)
- Kirk Johnson (background vocals)
'92年の「Love Symbol」ではロージーがソロに転向する為に脱退、代わりに後に奥さんとなるマイテが加入します。
- Levi Seacer, Jr. (bass,rhythm guitar)
- Michael B. (drums)
- Sonny T. (bass guitar)
- Tommy Barbarella (keyboards)
- Mayte (vocals)
- Tony M. (rap)
- Damon Dickson (background vocals)
- Kirk Johnson (background vocals)
Gold Nigga
自分の思うタイミングでアルバムをリリース出来ない為、バンド名義としてデビュー・アルバム「Gold Nigga」をリリースします。
アルバムのリリースは'93年ですが、レコーディング自体は'90年から行われていたのでロージー・ゲインズも参加しています。
プリンスはO{+>のシンボルマークで別モノという"お得意"の戦法で参加し、新メンバーとして『Graffity Bridge』でジョージ・クリントンのバンドに居た"Mr.Hayes"ことモーリス・ヘイズが加入します。
- Tonny M. (Lead Raps & Back Vocal)
- Levi Seacer,Jr. (Guitar & Back Vocal)
- Michael B. (Drums & Vox)
- Sonny T. (Bass & Lead Back Vox)
- Tommy Barbarella(Piano,Purpleaxxe & Vox)
- Kirk Johnson (Back Vocal & Percussion)
- Damon Dickson (Back Vocal & Percussion)
- Mr.Hayes [aka Morris Hayes] (Organ,Synths & Vox)
- O{+> (Vocal & Guitar) (Non Credit)
- Rosie Gaines (Co-Lead Back Vocal,Sampler & Organ)
本作はメインをトニー・M率いるゲームー・ボーイズが中心にしたヒップ・ホップ・アルバムで、楽曲といった全ての要素はプリンスによるものですが、表面的には裏方に徹しています。
アルバムからは"2gther"や"Call The Low"がヒットした事もあってプリンス・ファンに”NPGのメンバーは?”と質問すれば、ほぼこのメンバーになると思います。
Exodus
'93年6月に「改名宣言」、'94年にプリンスとしての生涯を締めくくる為にリリースされた「Come」リリース後、’95年にNPG名義の2ndアルバム「Exodus」をリリース。
ゲームー・ボーイズとリーヴァイが脱退し「Love Symbol」から加入したマイテがこちらにも参加。
- Michael B. (Drums & Vox)
- Sonny T. (Bass & Lead Back Vox)
- Tommy Barbarella(Piano,Purpleaxxe & Vox)
- Mr.Hayes [aka Morris Hayes] (Organ,Synths & Vox)
- Mayte (Back Vox & Spanish Vibe & Hallucinations)
- O{+> (クレジットはTora Tora) (Double Bass,Vox & Other Shit)
本作からはプリンス(顔には布を巻きトラ・トラ名義となります)がメインになりスッキリした編成になりました。
アルバムからは"Get Wild"、"Count The Days"がヒット。
New Power Soul
'98年に3年振りの3rdアルバムでNPG名義としてはラストとなる「New Power Soul」をリリース。
'96年にワーナーから解放され「Emancipation」をリリースしたりとプリンスを取り巻く環境も変化。
これに合わせてバンドもモーリス・ヘイズ以外は総入れ替えとなってます。
- O{+> (Vocal & Guitar)
- Rev.Scott (Guitar)
- Rhonda Smith (Bass)
- Mr.Hayes [aka Morris Hayes] (Organ,Synths & Vox)
- K'aJ (Drums)
- Marva King (Back Vox)
アルバムからは"Come On"等がヒットしました。
これ以降、ONAツアーで来日した、ロンダ、レナート、ジョン、エリックやRadやメイシオ等、New Power Generationはグループというよりプリンスを支える”リアル・ミュージシャンの集まり”と様変わりしていきます。
NPGの構成を考える...
モチロン「The Rainbow Children」の頃からのNPGは好きというか大好きだけどPrince & New Power Generationはプリンスありき。
NPGの3枚はトニーMやソニーTがメインの曲あるし、クレジット上とは言えプリンスはメンバーの一員。
ここは大きく違いますよね(´・ω・`)
現在ジョン・ブラックウェルは病気療養中、ロンダはジェフ・ベックのツアーとかで忙しいから実質無理ですね。
という訳で、NPGの3枚に参加したモーリス・ヘイズが一番古株で、10月のトリビュートも彼主導で行われた事からも、バンド・マスターはモーリスが最適な人選と思っています。
なので、トリビュート・ライブにも参加した「Gold Nigga」基準の↓の人選。
- Tonny M. (Lead Raps & Back Vocal)
- Kirk Johnson (Back Vocal & Percussion)
- Damon Dickson (Back Vocal & Percussion)
- Levi Seacer,Jr. (Guitar & Back Vocal)
- Sonny T. (Bass & Lead Back Vox)
- Michael B. (Drums & Vox)
- Tommy Barbarella(Piano,Purpleaxxe & Vox)
- Mr.Hayes [aka Morris Hayes] (Organ,Synths & Vox)
- Shelby J. (Vocal)
- Kip Blackshire (Vocals)
ロージーは病欠なんで代わりにロージー並みにパワフルなシェルビー・Jに参加してもらって、プリンスのパートは「Rave Un2 The Joy Fantastic」辺りからヴォーカルも務めNPGメンバーとも親交のあるキップ辺りが参加すればバッチリ!
これにホーン隊やTwinzの二人が華を添える・・・これは贅沢過ぎますね(*'▽')