Drop Shot / Ricky Peterson w/Bob Mintzer & WDR Big Band Cologne (’18)
ドロップ・ショット / リッキー・ピーターソン w/ ボブ・ミンツァー & WDR・ビッグ・バンド・ケルン
アルバム情報
Released: 2018/9/7 | Label: Jazzline Records
Track List
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PersonnelProduce
Arranged
Written
Musician
WDR Big Band Cologne (Köln)
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アルバム・レビュー
fDELUXE (aka The Family)のセント・ポール・ピーターソンを始め、妹のパティや従兄弟のJ.P.ディレイアとピーターソン・ファミリーの他、デビッド・サンボーンやスティーヴィー・ニックス達のアルバムやライブが忙しくて自分の事まで手が回らなかったリッキーでしたが、’18年に「Souvenir」以来19年振り通算5枚目をリリースしました。
今回は’16年から指揮者として就任したイエロー・ジャケッツのボブ・ミンツァーの率いるドイツのWDRビッグ・バンド・ケルン(WDR Big Band Köln)と共に制作。
彼らはメイシオ・パーカーの「Soul Classics」他、数多くのアーティストを共演を果たしています。
もちろん、パティ&ポール・ピーターソン兄弟の他、ドイツで活躍するブルーノ・ミューラー(g)、リッキーと同じくサンボーンの他ディアンジェロやミシェル・ンデゲオチェロ等のアルバムに参加しているジーン・レイク(d)等が参加しています。
オープニング・トラックは「Souvenir」に収録された“Drop Shot"をセルフ・カヴァー。
円熟味を増したリッキーのキーボードにボブ・ミンツァーのサックスを筆頭にしたホーン隊そしてバンド・メンバーのファンキーなサウンドが入り混じり、初っ端からテンションが上がります!
残りは全てカヴァーですが、リッキーの渋いヴォーカルとオルガンそしてR&B臭プンプンのサウンドが格好いいザ・ヴァイブレーションのカヴァー“Feel So Bad"、マーカス・ミラー作でサンボーンのアルバムに収録された"Snake"、再びリッキーのヴォーカルとオルガン・サウンドが光るレイ・チャールズの“I’ve Got News For You"、「Smile Blue」でも歌ったボビー・コールドウェルの”Do For Love”、ポール・ピーターソンの唸るベースも格好いいスライ&ザ・ファミリー・ストーンの”Thank You For Letting Me Be Myself”、そしてアルバムに先駆けて公開されたデヴィッド・サンボーン&マーカス・ミラー作の“Full House"と、どの曲も秀逸です。
そして注目はなんと言ってもプリンス・の数ある楽曲の中から「Love Symbol」収録の“Sexy M.F."をカヴァー!!
ポールのベース・ソロかスタート、リッキーのキーボード、ジーンのドラム、ブルーノのギターとそれぞれのソロも活かしたアレンジ。
原曲では初代NPG Hornzのホーン・ヘッズが参加してたのでホーン隊もカッチョイイです。
オリジナルではリッキーは参加してない楽曲ですが、これを選ぶなんてお気に入りなんでしょうね!
全8曲とシンプルな構成で良かったんですが、願わくばオリジナル曲(しかも新曲)を入れて欲しかったかな。
Live Performance
アルバムに先駆けて公開された"Full House"のレコーディング風景、そして2017年9月に行われたライブより"I’ve Got News For You"と"Sexy M.F."
2018-09-10
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