エリック・リーズ / シングス・レフト・アンセッド
Released:1993/2/16 | Label: Paisley Park Records, Warner Bros.
Track List
- Isla Mujeres (6:05)
- Two Sisters (7:28)
- Things Left Unsaid (6:57)
- Aguadilla (6:38) P
- Woman In Chains (5:45)
- Times Gift (4:09)
- Yaounde (5:46)
- Soldier's Things (4:32)
- Commuting (5:42)
Personnel
Produce, Arranged, Composed
- Eric Leeds, Gil Goldstein
- Matt Pierson (co producer)
- Alan Leeds (executive producer)
- Prince, Eric Leeds (Composed) (4)
Written
- Eric Leeds
- Roland Orzabal (Tears For Fears) (5)
- Tom Waits (8)
Musician
- Ricky Peterson (piano) (4)
- Alphonso Johnson (bass) (1, 9)
- Conrad Herwig (Trombone) (1)
- Brian Lynch (Trumpet, Flugelhorn) (1)
- Charlie Sepulveda (Trumpet, Flugelhorn) (1)
- Chuck Loeb (guitar) (1, 6)
- David Budway (piano) (1, 2, 6, 8, 9)
- Richard Martinez (synthesizer) (1, 2, 9)
- Alejandro Acuna (drums, timbales, congas, percussion) (1, 2, 3, 6, 7, 8, 9)
- Mino Cinelu (percussion) (2)
- Gil Goldstein (synthesizer) (2, 5, 6, 9)
- Larry Fratangelo (percussion, congas, timbales) (3, 4, 5)
- Christopher Walker (bass) (3, 4, 5)
- Dennis Chambers (drums) (4, 5)
- Lyndon Achee (steel drums) (4)
- Conrad Herwig (trombone) (4)
- Brian Lynch (trumpet) (4)
- Charlie Sepulveda (trumpet) (4)
- Jeffrey Mirinov (guitar) (5)
- Jimi Tunnel (guitar synthesizer) (5)
- Porter Carroll, Sharon Bryant, Sherilyn Huffman, Vanesse Thomas (vocal) (5)
- Paul Socolow (bass) (6)
- Alphonso Johnson (chapman stick) (7, 8)
- Mino Cinelu (vocals,percussion) (7)
アルバム・レビュー
前作「Times Squared」から2年振りにリリースされた本作。
プロデューサーにはエリック本人に加え、アメリカのジャズ・ピアニスト、ギル・ゴールドスタインが参加。
今作ではプリンスは1曲のみ作曲で参加(共作)だけ、参加ミュージシャンも目立つのはプリンスのアルバムに参加しているリッキー・ピーターソンだけで、ベーシストのアルフォンソ・ジョンソンや元アトランティック・スターのシャロン・ブライアント等、独り立ち状態になった作品になっています。
控えめなコンガのイントロに乗せてスパニッシュ・テイストに溢れた穏やかなサウンドが心地良い"Isla Mujeres"、アルフォンソ・ジョンソンの作曲によるジャズ・ファンクの"Two Sisters"、一転してしっとりと哀愁ある雰囲気を醸し出すタイトル・トラックの"Things Left Unsaid"、そして"Xpectation"を連想させるプリンスが関わった"Aguadilla"は、ザ・ファミリーの”Desire”のフレーズを使用している事から共同クレジットという形になっています。
異色なのはティアーズ・フォー・フィアーズの"Woman in Chains"とトム・ウエイツの"Soldier's Things"のカヴァー。
どちらもアルバムのバランスの中では問題ないのですが"Woman in Chains"はオリジナルが耳馴染み過ぎてチョット抵抗がありました。
この作品で改めて作曲家としての才能が光るアーティストだというのを実感出来ると思います。