元ファンさん --2002/07/18
打ち込みやハウス的手法を利用しながらも、欲張りすぎでは?とおもうほど過去のロックやファンクのエッセンスを散りばめてあると思います。無機質な打ち込みがここでは単純な懐古趣味に陥るのを制止しているように思えます。もちろん、趣味的な楽曲もあると思いますが、一種のオマージュのようで、ユーモアを感じますし、余裕も感じさせてくれてす。この作品辺りまでは凄くスキでした。
ああVanity6…さん --2002/11/06
AroundからParadeを通ってきた快進撃ここに極まる、プリンスたるべくして再び部屋に閉じこもった殿下(伝家)の宝刀。しかし残念ながらスターになってしまった故か、「こんなのでもできちゃうぜ」的な違和感も若干残ってるような気もする。ラブソングが私的すぎてメロドラマ調になるのも人間プリンスの弱さの現われか?だから神への賛辞もちょっと薄っぺらな気もしてしまうなあ。
しかし同時代の他の音楽と比べれば圧倒的名作には変わらない。どうにも厳しいこと書いちゃうのは愛情の裏返しでもあるのです。商業音楽に対する反発を持ちつつ一般受けするだけの力は持ち合わせていた最後の作品、なんて言ったらバッシング?そういやシングル&12インチのジャケはよかったな。この頃までは相変わらず質の高いB面曲入れてたし。
以降、BlackAlbumとLovesexyと迷いながら徐々に毒気が薄れていくのが悲しい。ここ以降はプリンスの焦りを感じちゃうのであんまり頻繁に聞けないのだ…うう。しかし映画とライブはスバラシィ。なのでベストトラックはBeautifulNight。ああ、ライブ盤も出してよ。ブート業者をのさばらせておくこたあないよ。
あ、あともう一つ、DorothyParkerはSexualityやNewYorkばりに無謀な展開と自閉症気味な音で最高です(要は偏ったファン心理ってやつです、ハイ)。
Segueさん -- 投稿日不明
ここに書き込んでるひとなら誰でも知っていることですが、この頃プリンスは毎年(!)このようなアルバムを出していたんですよね!新しい音にクラクラしてやっと慣れてきた頃、また次々とリリースしていたんです。ラジオでこの表題曲を初めて聴いた時も、そのシンプルな音に逆に衝撃を受けました。それでもこれはプリンスだなって、臭いがありましたよね。
北紫さん -- 投稿日不明
Miles Davisとのコラボレーションが86年なので、ちょうどその頃に作ったアルバムなんでしょうか?
タイトル曲の「余計な音を省いて必要な音に説得力を持たせる」という手法は、Milesが影響しているとしか思えません。しかし、オーソドックスでありながら、この不思議なサウンドは間違いなくプリンス。Milesの一番の後継者は実はプリンスなのでは?と思わずにいられません。
とにかく凄すぎます。
関ちゃんさん -- 投稿日不明
数あるPRINCE殿下のAlbumの中で、特に思い入れがあるのが【Sign "O"The Times】です(^^)v
初めてCDで購入した記念すべきAlbumだったので記憶に残っているという事もあるのですが、何よりも「私の人生観を変えた!」と言える程影響を受けたAlbumなのでR(;^_^A
私が長野の田舎から上京し2年目を迎えたのにも関わらず、なかなか東京の水に慣れずに悶々と悩む日々を過ごしていた時に出会ったのがこのAlbum。
シングルカットされた"Sign Of The Times"や"I Could Never Take The Place Of Your Man"、シーナ・イーストンとのデュエット曲"U Gut The Look"も大好きなのですが、やはり一番のお気に入りはサイケっぽい作りの"Starfish And Coffee"でしょう!
突然目覚まし時計の音で始まるこの曲。とても可愛らしいメロディーで展開されているのですが、当時の私にとってはとても×2難解な歌詞でどれ程悩まされた事でしょうか(;^_^A
If U Set Your Mind Free,Baby.Maybe You'd Understand♪
Starfish And Coffee.Maple Syrop And Jam♪
マインドを自由にすれば、ベイビーもしかしたら理解出来るかも♪
ヒトデとコーヒー、メープル・シロップとジャム♪
Starfish And Coffee.Maple Syrop And Jam♪
これは日本語で言い換えると「水と油」的な比喩なのでしょうね。
似て似つかぬ物同士。例えば「自由主義と共産主義」「資本主義経済と社会主義経済」「キリスト教とイスラム教、仏教など」「白人社会と有色人種社会」etc.
全ては争いや葛藤を生む原因なのですが、固定観念を解き放てば解り合えるかも♪
私は、PRINCE殿下から発信された平和へのメッセージだと解釈しています。
この様に解釈出来た時から、私は東京での生活に馴染み始めたのでした。
変な肩の力が抜け、誰とでも付き合える様になったのです。
ですから、このAlbumには特に思い入れがあるのです。