ああ、Vanity6さん --投稿日不明
やっと出た殿下の実況録音盤。いやあ、これはたまらん、スグレモノ!安っぽい作り(蓋の裏のボール紙丸出し、みたいなのは笑える)のくせに値段は張るけど、それでも貴方、お釣りがきまっせ。とにかく素晴らしい。ここ数年の殿下はパワーダウンしたなあ、なんて思ってたワタシが悪ぅござんした。このライブを聴けばそう言わざるを得ない。
Disk1はいきなりエレピが揺れアップライトベースにホーンが唸る、ジャジーかつファンキーな展開。全体の構成も抜群だ。こりゃ~BAD!しかも渋い選曲の古い曲が最後にあって泣かされる!!昔の殿下を愛するワタシのような人間は、StrangeRelationshipを演る殿下の今の気持ちってどういうものなんだろ?という思いをめぐらせる…Susannahのこと思い出したりすんのかな?で、続く切ないWhenUWereMineではべんべけギターも健在。歌のカットが残念、と思わせといて実は「ギター弾いてもいいかい?」。ああ、シビレル。助けて、落ちてゆく…。
Disk2では一瞬昔のSantanaかと思わせる展開もあり、そして後半の怒涛のごときピアノメドレーでは相変わらずの思わせぶりかつくどい展開。ああ、これぞまさしく紫印。ベッドで腰を振ったり、シャワーを浴びてた頃のお姿を思い出します。IWannaBeYourLoverの曲のよさがピアノと観客の合唱で浮き彫りになる少し前、Adoreを歌いだされただけでワタシはイキました。我が青春時代にタイムスリップするからっていうのもあるんだけど、その後もとにかく涙ちょちょぎれます。ここはとにかく曲のよさが浮き彫りになってますなあ。
mimiさん --投稿日不明
今日、CD屋さんで購入いたしました!!んもう、見つけた瞬間、
なんじゃこりゃあああーーー!!これが噂に聞いていたボックスセットかぁあああ!!と思いました。今まだ1枚目の2曲目を聞いております。私はライブアルバムを聞くと、その会場にいるお客さんにジェラシーを感じてしまう、という癖があります。そして今回も。。。
ぐす。プリンス様。
nonveyさん --投稿日不明
大盛況のうちに幕を閉じた2002年の日本公演から1ヶ月も経たずに、npgmcからクリスマスプレゼント。彼の20年を超えるキャリアの中で初めてのライブアルバムですが、これまでいわゆる「海賊盤」という形でさまざまなライブ会場の音源が流出しており、今回敢えて「公式版」としてこの作品が登場した背景には、彼にとってこのバンドが一つの完成を見たからだということは容易に想像がつきます。本作でバックを務めるメンバーは、日本公演と若干構成が異なっており、また彼のライブそのものが全て異なる構成で行われるために、なかなか比較するのは困難かなぁといった感じ。
閑話休題。
Disc1,2はアメリカで行われたツアー本編からいわゆる「いいトコ取り」をしたもので、前作の『the Rainbow Children』を中心に、新旧の「名曲」をズラリと揃えています。彼の作品の場合、シングルカットされた曲よりもアルバムにちょこんと収録された曲に名曲が多く、今回はまさにそういう日の当たらない作品に再度光を当てたライブ構成、そのような印象を受けました。日本では一部会場のみの披露でしたが、Disc2の後半から始まるピアノメドレーは圧巻で、特に14からラストにかけては心を揺さぶるものがあります。「あの曲が収録されていない、あれも聴きたかった」...さまざまな意見があるとは思いますが、殿下お墨付きの選りすぐりの音源が収録された作品であることは間違いないわけで、たっぷり2時間の構成に異論を唱えることは必要ないと思います。
ちなみに結構笑えたのは、Disc1の③で女性ファンをステージに上げようとするが断られたことと、Disc2のラストでちゃっかりnpgmcの宣伝をしていること。願わくば、ライブビデオの販売も...というのは僕だけではないはず...。
鯖さん --投稿日不明
ある意味プリンスらしいライヴ盤でしょうね。
ここには「パープル・レイン」も「KISS」も「リトル・レッド~」も「ビートに抱かれて」もありません。ヒット曲ばかりを演ってなくてもこれだけ楽しいんだぜ、という自信と余裕を感じます。オーディエンスの音が押さえぎみにしてあるのとかもあえてそういう風にしているような気がします。それにしてもこのグルーヴの心地よさはどうでしょう。
プリンスは以前よりもクールになった印象がありますが、逆に内に情熱を秘めているようなそういうシブさがあります。「STRANGE RELATIONSHIP」の冒頭のプリンスの台詞が全てを語っているでしょう。"REAL MUSIC FOR REAL MUSIC LOVERS."
PRINCE CONTROLさん --投稿日不明
プリンス初のライブアルバム!
ハイライトは人それぞれさまざまかもしれませんが、自分にとってはDISC 1の3、4曲目。DISC 2の2、4、13、17曲目。DISC 3の1、4~ラストまで。特に驚いたのは「XENOPHOBIA」、「EXTRAORDINARY」、「FREE」、「JOY IN REPETITION」から始まるDISC 3全てでした。飽くまでも1回通して聴いただけでの感想なのですが。
この唐突のリリースはきっとプリンスがそれだけこのバンドとのパフォーマンスに満足したからなのだと思いました。
The NPGというバンド形態は1991年の『DIAMONDS AND PEARLS』から始まり、バンド名は一緒ですが現在のメンバーは当時のメンバーとは全く違っています。その時代ごとにプリンスはバンドのポテンシャルを最大限に引き出しており、鳴らされる音は全てプリンスの息が掛かっているとはいえ、やはり時代(そのバンド構成)ごとにトーンが変化していたと思われます。今回のツアーにおけるプリンスの姿勢は本当に健全なもので、レコード会社との確執もなく、結婚生活も順調に落ち着き、またNPGMCという形態にもだいぶ慣れてきてコントロールができてきたという非常に熟した状態だったと思います。(『GRAFITTI BRIDGE』のラストではありませんが、まさに"THE NEW POWER GENERATION HAS JUST TAKEN COTROL"~ニューパワージェネレーションはコントロールが効いてきた~という状態なのではないでしょうか。)そんなプリンスの現在の充実ぶりをしっかり伝えてくれるアルバムだと感じました。