ドロップ・ショット / リッキー・ピーターソン w/ ボブ・ミンツァー & WDR・ビッグ・バンド・ケルン
Released: 2018/9/7 | Label: Jazzline Records
Track List
- Drop Shot (6:14)
- Feel So Bad (4:45)
- Snakes (7:18)
- I´ve Got News For You (6:11)
- Do For Love (6:17)
- Thank You For Letting Me Be Myself (6:35)
- Full House (7:33)
- Sexy MF (6:41) P
Personnel
Produce
- Joachim Becker & Ricky Peterson for WDR Broadcast
Arranged
- Ricky Peterson & Michael Nelson and orchestrated by Bob Mintzer (1, 2, 5)
- Bob Mintzer (3, 4, 6, 7 & 8)
Written
- Michael Bland, Paul Peterson, Ricky Peterson (1)
- James Johnson & Leslie Temple (2)
- Marcus Miller (3)
- Roy Alfred (4)
- Bobby Caldwell & Alfons Fernando Kettner (5)
- Sly Stone (6)
- David Sanborn & Marcus Miller (7)
- Prince, Anthony Mosley, Levi Seacer Jr. (8)
Musician
- Ricky Peterson (Hammond B3, vocals)
- Bob Mintzer (conductor & arranger)
- Paul Peterson (electric bass) (background vocals) (5)
- Bruno Muller (guitar) (background vocals) (5)
- Gene Lake (drums) (percussion) (2, 5)
- Patty Petrerson (5)
WDR Big Band Cologne (Köln)
- Wim Both, Rob Bruynen, Andy Haderer, Ruud Breuls, John Marshall (Trumpet)
- Ludwig Nuss, Andy Hunter, Shannon Barnett (Trombone)
- Mattis Cederberg (Bass Trombone)
- Johan Horlen, Karolina Strassmayer, Olivier Peters, Paul Heller (alto sax)
- Jens Neufang (baritone sax)
アルバム・レビュー
fDELUXE (aka The Family)のセント・ポール・ピーターソンを始め、妹のパティや従兄弟のJ.P.ディレイアとピーターソン・ファミリーの他、デビッド・サンボーンやスティーヴィー・ニックス達のアルバムやライブが忙しくて自分の事まで手が回らなかったリッキーでしたが、’18年に「Souvenir」以来19年振り通算5枚目をリリースしました。
今回は’16年から指揮者として就任したイエロー・ジャケッツのボブ・ミンツァーの率いるドイツのWDRビッグ・バンド・ケルン(WDR Big Band Köln)と共に制作。
彼らはメイシオ・パーカーの「Soul Classics」他、数多くのアーティストを共演を果たしています。
もちろん、パティ&ポール・ピーターソン兄弟の他、ドイツで活躍するブルーノ・ミューラー(g)、リッキーと同じくサンボーンの他ディアンジェロやミシェル・ンデゲオチェロ等のアルバムに参加しているジーン・レイク(d)等が参加しています。
オープニング・トラックは「Souvenir」に収録された“Drop Shot"をセルフ・カヴァー。
円熟味を増したリッキーのキーボードにボブ・ミンツァーのサックスを筆頭にしたホーン隊そしてバンド・メンバーのファンキーなサウンドが入り混じり、初っ端からテンションが上がります!
残りは全てカヴァーですが、リッキーの渋いヴォーカルとオルガンそしてR&B臭プンプンのサウンドが格好いいザ・ヴァイブレーションのカヴァー"Feel So Bad"、マーカス・ミラー作でサンボーンのアルバムに収録された"Snake"、再びリッキーのヴォーカルとオルガン・サウンドが光るレイ・チャールズの"I've Got News For You"、「Smile Blue」でも歌ったボビー・コールドウェルの”Do For Love”、ポール・ピーターソンの唸るベースも格好いいスライ&ザ・ファミリー・ストーンの”Thank You For Letting Me Be Myself”、そしてアルバムに先駆けて公開されたデヴィッド・サンボーン&マーカス・ミラー作の"Full House"と、どの曲も秀逸です。
そして注目はなんと言ってもプリンス・の数ある楽曲の中から「Love Symbol」収録の“Sexy M.F."をカヴァー!!
ポールのベース・ソロかスタート、リッキーのキーボード、ジーンのドラム、ブルーノのギターとそれぞれのソロも活かしたアレンジで、原曲では初代NPG Hornzのホーン・ヘッズが参加してたのですが、本作では更に厚みを増しています。
オリジナルではリッキーは参加してない楽曲ですが、個人的にお気に入りの1曲だったんでしょうね。
全8曲とシンプルな構成で良かったんですが、願わくばオリジナル曲(しかも新曲)を入れて欲しかったかな。
Live Performance
アルバムに先駆けて公開された"Full House"のレコーディング風景、そして2017年9月に行われたライブより"I've Got News For You"と"Sexy M.F."