ビデオ情報
Released:1995/3/6(USA) | 1995/4/25 (Japan) | 46 minutes | Productions: Warner Reprise Video
Set List
- Introduction
- The Ride
- The Undertaker
- Jailhouse Rock
- House In Order
- Call The Law
- Heart In My Hand
- Power Of Love
- In The Mood
- Peach
Member
- Mayte
- Levi Seacer, Jr.
- Sonny T.
- Tommy Barbarella
- Michael B.
- Tony M.
- Damon Dickson
- Kirk Johnson
Additional Musician
- Mavis Staples
- The Steeles
レビュー
「The Undertaker」と同日リリースされたライブ・ビデオ。
1993年6月7日、プリンスという名を捨てに改名すると宣言後、ヨーロッパで開催された〈Act II Tour〉。
このライブ映像は、最終日となる9月7日のロンドン公演で、オーディエンスに向かって自身の生い立ちと共に"My name is not PRINCE"と伝えるとメンバーに黒い布に全身を覆われ会場を後に演出で”プリンス”を完全に葬ると、としての夜明けを迎える為に8日深夜にバグリーズ・ウェアハウスで〈Celebrate The Dawn〉と名付けたアフター・ショウの模様を収めたものです。
深夜3時半まで行われたライブは20曲が演奏されましたが全部は収録されず、その代わりにオーディエンスに改名について質問しているシーンなどが差し込まれています。
狂おしい程に強烈なギター・プレイを披露する" The Ride"、メイヴィス・ステイプルズ&ザ・スティールズのゴスペル・チームによる圧巻の"The Undertaker"(「The Voice」収録)、エルヴィス・プレスリーの名曲" Jailhouse Rock"のカヴァーなど序盤から鳥肌モノです。
中盤にはトニー・M達NPGによる" Call The Law"(「Gold Nigga」収録)やザ・スティールズの" Heart In My Hand / Love (Got A Hold On Me)"(「Heaven Help Us All」収録)などプリンス・ファミリーにスポットを当てています。
最後の"Peach"では、鬼気迫る演奏と擦り切れる程叫びながら歌うプリンスの隣で踊るマイテは間奏でニヤっと笑うと客席にダイブ!突然の出来事に慌てて助けに入ろうとするスタッフも一幕も見もので、全ての力を出し切ったプリンスはクラウド・ギターを床に叩きつけステージを降ります。
可能であれば全曲収録された完全版を期待したいのですが、本作だけでも当時の空気感も感じ取れる貴重な映像作品となっています。
Celebrate The Dawnセットリスト
- The Ride *
- Poorgoo
- Honky Tonk Women
- Bambi
- Jailhouse Rock *
- The Undertaker (Mavis Staples) *
- I’ll Take You There (Mavis Staples)
- Calling You (The Steeles)
- Well Done (The Steeles)
- Heart In My Hand (The Steeles) *
- Soldier In The Army Of The Lord (The Steeles)*
- Love (Got A Hold On Me) (The Steeles) *
- In The Mood (instrumental) *
- Deuce & A Quarter *
- Call The Law *
- Johnny
- House In Order (incl. Intermission) (Mavis Staples) *
- Come
- Endorphinmachine
- Peach (incl. Chaos And Disorder) *
*が収録された曲