2004年3月15日に開催された〈ロックの殿堂 (19th Rock and Roll Hall Of Fame)〉。
式典では、受賞したジョージ・ハリスン(George Harrison)のトリビュートとしてトム・ペティ、ジェフ・リン、スティーヴ・ウィンウッド、ジョージの息子ダニー・ハリスン、そしてプリンスによる"While My Guitar Gently Weeps"が演奏されたのですが、後半(3分30秒辺り)から中央で演奏するプリンスの圧巻のパフォーマンスは大きな話題となりました。
19th Rock and Roll Hall Of Fame
- Tom Petty (co-lead vocals & guitar)
- Jeff Lynne (co-lead vocals & guitar)
- Dhani Harrison (background vocals & guitar)
- Steve Winwood (keyboards)
- Scott Thurston [the Heartbreakers] (bass)
- Steve Ferrone [the Heartbreakers] (drums)
- Marc Mann [ELO] (guitar)
- Jim Capaldi (percussion)
- Jeff Young (piano)
- Prince (Guitar)
プリンスにスポットを当てた新編集版
今回、式典の放送を監督・プロデュースしたジョエル・ギャレン(Joel Gallen)の手により、プリンスにスポットを当てた新編集版がYouTubeに投稿され、再び注目を浴びています。
動画のコメントにはジョエルの言葉が添えられています。
17 years after this stunning performance by Prince, I finally had the chance to go in and re-edit it slightly - since there were several shots that were bothering me. I got rid of all the dissolves and made them all cuts, and added lots more close ups of Prince during his solo. I think it's better now. Let me know what you think. Joel.
プリンスのこの素晴らしいパフォーマンスから17年後、私はようやくこの映像を少し編集し直す機会を得ました。 ディゾルブ(カットとカットをつなぐ際に使用するエフェクト)をすべてカットし、ソロで演奏する時のプリンスのクローズアップを追加しました。
今の方がいいと思うよ。 あなたの意見を聞かせてください。ジョエル
The Day Prince’s Guitar Wept the Loudest - The New York Times
www.nytimes.com
後半は完全にプリンスが主役の様な新編集版で、当時これが流れたら他の演奏者のファンから怒られる事間違いないですね。
でも、プリンスがこの世を去った2016年、共演したトム・ペティが『ニューヨーク・ タイムズ』に当時の事を語ったインタビューを読めば、きっとトムも”ほら「行け、行け」と頷いた俺の判断は間違ってなかっただろ”って言ってくれそうな気がします。
プリンスの伝説のギター・ソロについてトム・ペティが振り返る | NME Japan
nme-jp.com
ロックの殿堂と言えばこちらも是非
ロックの殿堂のYouTubeチャンネルに2004年に殿堂入りしたプリンスの動画がアップ
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