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ロンダ・スミスがプリンスと過ごした日々を語る

プリンスのバンド〈New Power Generation〉のベーシストとして活躍、脱退後はジェフ・ベックのバンドで手腕を振るうロンダ・スミス(Rhonda Smith)が、Bass Playerのインタビューでジェフやプリンスの事を話しました。

https://www.guitarworld.com/features/rhonda-smith-the-years-i-spent-with-prince-were-absolutely-incredible-it-changed-the-trajectory-of-my-life?fbclid=IwAR0S_iY4gOiyJNtaZZyZio0iktFQ_fBSVKrPxknAO8ciftzhO6rLbZDXJS0

前半はジェフ・ベックや楽器、影響を受けたアーティストの事などを話で、終盤でプリンスの事を語っています。

 

“The years I spent with Prince were absolutely incredible. It changed the trajectory of my life“
プリンスと過ごした数年間は本当に素晴らしかった。私の人生の軌跡を変えてくれた。

 

ロンダ・スミスはシーラ・Eの紹介でカット・ダイソンと共にプリンスのEmancipationに参加。
オーディションを受ける為にフレットレスベースを持ってプリンスの元を訪れ、ボニー・レイットのカヴァー曲だった”I Can't Make U Love Me”と、プリンスの自信作だったバラート曲の"Dreamin' About U"を演奏、とても特別な体験をしたと語っています。

ちなみに、「Emancipation」にはロンダの友人で共にシーラに誘われたカット・ダイソンも参加。
当時の話はプリンス・ファミリー大全のインタビューで語られています。

 

"ベーシストとしてのプリンスは?"という質問には”Oh, he was a monster bass player. (彼はモンスター・ベーシストでしたよ)”と答え、どれだけ早く弾けるかとかそういう事ではなく、フィーリングが重要で、ロンダもビックリする様な演奏をしていそうです。
ロンダはそんなプリンスを心から尊敬し”自分に何を求めている”かも理解していた。
その一つとして、プリンスはロンダに5弦や6弦じゃなく4弦のフェンダー・ジャズを弾いて欲しかったそうです。

2004年にプリンスと共に誌面でインタビューを受けた話を振られると

“The fact that he’s not here any more just makes all of that so much more valuable to me, and to a lot of other people who have a past with him.
He was a wonderful man. I wouldn’t change anything for the world. I’m still in shock, as most people are, that he’s no longer here. It’s hard to believe.“

彼がもうここにいないという事実は、私、そして彼と過ごした多くの人々にとって、その全てのことをより価値あるものにしてくれました。
彼は素晴らしい人だった。世界のために何も変えないわ。殆どの人がそうであるように、私はまだショックを受けています。彼がもうここにいない事が信じられないわ。

と語っています。

 

あの日以来、多くを語らなかったロンダが、プリンスの事をこれ程語ってくれたのは珍しいです。
彼女にとっても永遠に傷が癒える事はないでしょうが、当時の事を話してくれて本当に感謝しかありません。

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