日本時間の今朝(現地では1月26日)に開催された第62回グラミー賞。
今年も数多くのパフォーマンスが披露されましたが、プリンス・ファンとして注目すべきは1月28日に開催される『Let’s Go Crazy: The GRAMMY Salute to Prince』に先駆けてお披露目されたプリンス・トリビュートでしょう!
プリンス・トリビュート
トリビュートは予告通りアッシャー(Usher)とシーラ・E(Sheila E)達で、バンド・メンバーの中には『プリンス・ファミリー大全』でもインタビューに答えてくれたキャスリーン・ダイソン(プリンス・ファン的にはKat Dysonの方が耳馴染み)やモーリス・ヘイズ、エディMと縁のあるメンバーが集結してます。
Usher tribute to Prince from Ron Ledford on Vimeo.
パフォーマンスは"Little Red Corvette"、"When Doves Cry"、"Kiss"の3曲。
アッシャー、流石に上手いですねー!そしてアッシャーを引き立てる為にバンドとして一歩引いたシーラの器量も素晴らしい。
そして"When Doves Cry"の途中からポール・ダンスを踊ってるのは、'19年11月に2ndアルバム「Magdalene」をリリースしたばかりのFKAツイッグス(FKA twigs)が登場し自慢のダンスを披露しました。
↓パフォーマンス後のインタビュー
Usherの公式には当日までの練習風景がアップ
↑の最後にはプリンとコービー・ブライアントへの言葉が添えられてます。
背中の月の満ち欠けは当時のプリンスへのオマージュでしたが、肩にはコービーの背番号「8」が。これは急遽入れられたんだと思います。
参加メンバーのSNS
FKA Twigs頑張れ!
パフォーマンスを終えた後にFKAツイッグスが↓の投稿をしたのが印象的でした。
of course i wanted to sing at the grammys. i wasn’t asked this time but hopefully in the future. none the less what an honour. congratulations to all winners x
— FKA twigs (@FKAtwigs) January 27, 2020
今回はダンサーとして呼ばれた為、歌声を披露出来なかったのが個人的には本当に残念です。
彼女がミスティ・コープランドの様なダンサーならともかく立派なアーティスト。
髪型も"U Got The Look"のシーナ・イーストンの様に寄せたイメージにしてたから、デュエットでも良かったのに...
彼女の事は’12年12月に「EP1」でデビュー。
フル・アルバム「LP1」をリリースした'14年にプリンスが彼女の事をツィートし、ペイズリー・パークのアフターショウに抜擢した事で一躍注目を浴びました。
https://npg-net.com/2014-11-14/
以前はコンテンポラリーダンスでしたが’18年位からポール・ダンスを取り入れ、更に芸術性に磨きをかけました。
↓昨年10月に「The Tonight Show」で放送されたパフォーマンス。
こういうワン&オンリーのアーティストがもっと注目される様になり、来年グラミーで単独パフォーマンスが出来る事を願うばかりです。
やはり賛否両論
あのパフォーマンスについてはやはり賛否両論あったみたいですね。
これはあって当然でしょう。
ファン全てに”私のプリンス”があり決して共通にならないんですから。
私が書いたFKA Twigsの件ですが、シーラが答えた記事によれば、歌う事を提案したけど本人が辞退したようです。彼女としてもプリンスのトリビュートには参加するけど、歌うなら自分の歌でって強い意志があったんでしょうね。
"She didn’t want to sing," Sheila E. told USA TODAY backstage. "First she wanted to, but then she didn’t want to when we ran through it because she didn’t have a (microphone) pack and (in-ear monitors), so she couldn’t hear. And she would rather have danced – which is what we asked her as well. She chose not to; she said ‘No, I’m OK.’ "
レビュー
ライブ・レビューがあったのでリンクを貼っておきます。