今日は昨日のマーヴァ・キングに引き続き今月末に来日するNPGのメンバー、マーカス・アンダーソンの新譜を聴いています('-')
アルバム情報
マーカス・アンダーソンについて
マーカスは'05年の「My Turn」でデビューし、クリスマス・アルバムを1枚、ライブ・アルバムを2枚を含む計10枚のアルバムをリリースしたサックス・プレイヤーです。
ソロ以外にも、ミント・コンディションが'15年にリリースした「Healing Season」やシー・ロー・グリーンのライブに客演しています。
マーカスがNPGのホーン隊(通称 NPG Hornz)に参加したのは’12年頃。
それまでキャンディ・ダルファー、メイシオ・パーカー、グレッグ・ボイヤー等ソロで活躍するアーティストが個別活動に移行した為、ホーン隊を再構築。
この頃アンディ・アローのアルバム「Superconductor」を制作し、売り込みをかける為に制作した"People Pleaser"のMV辺りから正式に紹介されたと思います。
(赤いシャツを着たのがマーカス)
ちなみにこの時お披露目された"NPG Hornz"のメンバーは、1月に「Leap」をリリースしたエイドリアン・クラッチフィールドを含めた以下の11人、そのうち赤字のメンバーが今回来日します。
- Marcus Anderson (saxophone)
- Keith Anderson (saxophone)
- Lynn Grissett (trumpet)
- Joey Rayfield (trombone)
- Adrian Crutchfield (saxophone)
- Bernard "BK" Jackson (saxophone)
- Sylvester Onyejiaka [a.k.a. Sly 5th Ave]
- Steve Reid (trumpet)
- Phil Lassiter (trumpet)
- Nick Marchione (trumpet)
- Roy Agee (trombone)
以降、エイドリアン達と同じく「HITnRUN Phase Two」までプリンスを支えた一人です。
オリジナル・アルバムとしては昨年3月にリリースされた「My Inspiration Vol. 1」以来、7枚目となります。
グルーヴ感のあるファンキーなサウンドがカッコいいタイトル・トラックの"Limited Edition"を筆頭に、疾走感のあるサウンドとジェニファー・ロペスのツアーにも参加していたアダムの味わいのあるギターとの共演がドライブに合いそうな"Backseat Drivers"、夜の街並が似合いそうな"Can I Come Over"、ジャズ・ピアニストのブライアン・カルバートソンを迎えたアーバン臭漂う"Understanding"等、エイドリアンとは違う大人の雰囲気漂うサックス・アルバムです。
中盤ではジャズ・ピアニストのニコラス・コールを迎えた"Let's Not Wait"、エフェクトをかけたマーカスのヴォーカルとファンキーなディスコ調サウンドが楽しい"Stalker!"、アンソニー・サウンダースのヴォーカルが心地よいラストの"Give Love"まで、あっという間に聴いてしまいました。
エイドリアンのアルバムはケニー・Gが好きな人にオススメだとすれば、マーカスは日本のフュージョンが好きな人にハマるかと思います('-')
マーカスは、3月25日からバリ島の”Mezzo Lounge”から本作を引っさげて”LIMITED EDITION TOUR”をスタート。
次は4月8日にコネチカット州のラジオに出演、つまり今回の来日はツアーを合間を縫っての出演になりますね。