ウェンディ&リサ / ホワイト・フラッグス・オブ・ウィンター・チムニーズ
Released:2008/12/9 | Label: W. Melvoin/L. Coleman
White Flags of Winter Chimneys
Track List
- Balloon (4:20)
- Invisible (4:57)
- Ever After (3:54)
- Salt & Cherries (MC5) (4:04)
- Niagra Falls (4:07)
- Red Bike (4:49)
- You and I (2:55)
- White Flags of Winter Chimneys (4:10)
- Sweet Suite (Beginning at the End) (8:41)
(Download for bandcamp)
- Niagra Falls (Lisa Demo 4_1_1997) (5:17)
- The Dream (1992 Home Demo) (4:58)
- Viste (1993 Happy Birthday Maxine Home Demo) (4:30)
- Waiting for Coffee (1995 Home Demo) (4:03)
bandcampで購入のみ10-13のボーナストラックが追加
Personnel
Produce, Arranged, Composed, Written
- Wendy & Lisa
- Michael Perfitt (Co-Producer, Mixed 6, 7)
Member
- Wendy Melvoin (lead and background vocals, guitar, bass, drums and percussion, organ)
- Lisa Coleman (lead and background vocals, keyboards, piano, synth)
Mixed
- Tchad Blake
アルバム・レビュー
オリジナルとしては「Girl Bros.」以来10年振りの新作です。
兄ジョナサン・メルヴォワンとの別れを基に彼女達の環境も大きく変化、自主レーベル”W. Melvoin/L. Coleman”を立ち上げクレジットには"Recorded at the Girl Bros."と記載されています。
制作当時、二人はTVドラマ『HEROES』の音楽を担当していましたが、全米脚本家組合ストライキで撮影が止まり、再開の目処が立たないかったため自分達のアルバム制作に時間を使いました。基本的にはウェンデイ&リサの二人で制作していますが、ミックスに「Girl Bros.」でも手腕をふるったチャド・ブレイクが参加しています。
ジョニ・ミッチェルの名曲「Hejira (逃避行)」の歌詞から付けられた本作は、幻想的なサウンドとウェンディの物悲しいヴォーカルが魅力的な"Balloon"からスタートし、シンプルな序盤を経てドラマティックに変化するサビが印象的なロック・ナンバーの"Invisible"、グラム・ロック風の"Salt & Cherries (MC5)"、ヘヴィーでノイジーなサウンドと爽やかなヴォーカルの対比がかっこいい"Niagra Falls"、一転してカントリーっぽい"You and I"、ジョニ・ミッチェルの名曲「Hejira (逃避行)」の歌詞から付けられた幻想的なタイトル・トラックの"White Flags of Winter Chimneys"から"Sweet Suite"という流れはサウンド・トラックを聴いている様な感覚になります。
初期3作と比べると随分変わったような印象を受けますが、ドラマ音楽など多くの経験を経た二人のサウンドで、個人的にはお気に入りの一枚です。
ボーナス・トラック
現在はデジタル・ダウンロードのみですが、彼女達のオフィシャル・サイト"Wendy & Lisa Official Site"で購入するとボーナス・トラックとしてデモ音源が付いてきます。
ボーナス・トラック収録のバージョンはbandcampでも購入可能となりました。
公式サイトでの販売を中止しbandcampでのみ購入可能になっていましたが、現在はbandcampも閉鎖。
Remixes
bandcampには当時公式サイトでのみリリースした3曲のリミックスを収録した「Remixes」を販売しています。(現在はbandcampも閉鎖。)
- Balloon (The Battle Tapes Remix) (6:08)
- Sweet Suite (Charles Webster Remix) (5:47)
- Sweet Suite (King Britt Remix) (9:56)