ヴァニティ6 / セクシー・ハリケーン
目次
アルバム情報
Released:1982/8/11 | Label: Warner Bros.
Track List
| PersonnelProduce, Arranged, Composed
Written
Member
Musician
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アルバム・レビュー
3人なのに6と付けられたのは胸の数、衣装はランジェリー姿、拒否されたから良かったけどメイン・ヴォーカルのヴァニティは女性器にしようとしたりと、プリンスのエロティック全開の頃のに結成されたユニットのデビュー・アルバムです。
プリンスは偽名“The Starr★Company”でヴァニティ6の共同クレジット("He's So Dull"はデズ・デッカーソン)で、演奏は一部デズ・デッカーソンとジェシー・ジョンソンが参加しているものの殆どをプリンスが担当、ソングライトにはヴァニティ6とスーザンの他、テリー・ルイス、ジェシー、デズが参加してるもののこちらも大半をプリンスが担当しています。
サウンドは「Controversy」頃のエレクトロ・ポップ・ソングが中心で、シングルの"Nasty Girl"は大ヒット。日本盤の訳詞はオリジナルに比べてかなり柔らかく書かれていますが、"Nasty Girl"は過激な歌詞ゆえ本国の放送局で放送禁止になりましたが、禁止となれば逆に聴きたい衝動にかられ大ヒット、ディスコ・チャートでは1位を獲得しています。一方デズが書いた"He So Dull"は、明るくてキャッチーな楽曲でしたが"Nasty Girl"程ヒットしませんでした。
この2曲を聴き比べればデズとプリンスのサウンド面での格の違いが如実に表れてます。
歌詞のエロティシズムさも比較になりませんが、まぁそこはヴァニティ6の方向性をプリンスがやっている以上しかたのない事かもしれません。
歌詞が強烈なのは他の楽曲もそうで、"Wet Dream"や"Bite The Beat"なんかはオーラル・セックスの事を歌う等、今の時代では考えられない強烈なものばかりです。
サウンド面ではテリー・ルイスがソングライトで参加した5分半の大作"If A Girl Answers (Don't Hang Up)"が後のジャム&ルイス・サウンド感じさせる1曲で聴き応えがあります。
アルバムも好評で映画『Purple Rain』に出演する予定でしたが、プリンスの彼女だったヴァニティとの仲が決裂し脱退&ソロに転向。急遽オーディションで選ばれたパトリシア・コステロが代わりにアポロニアに改名しアポロニア6として再結成さました。
Music Video
Inaya Dayのカヴァー
'04年にInaya Dayによってカヴァーされています。