ヴァン・ゴッホ / ヴァン・ゴッホ
Released:1998/11/6 | Label: Van Gogh
Track List
- Simple Cinderella (3:46)
- The World in Nutshell (3:48)
- All the Time in the World (2:59)
- Almost Too Real (3:49)
- Ready, Willing, & Able (Movie Version) (3:25)
- Van Gogh (4:35) P
- Tangled (3:57)
- Lift Me Up (3:59)
- Maybe (3:25)
- My Telescope (3:06)
- All That Glitters (3:29)
- Waiting for a Revolution (3:47)
Personnel
Produce, Arranged, Composed
- Robby Heisner
Written
- Ricky Heisner
- Prince (credited as ) and Sandra St. Victor (uncredited) and Tom Hammer (uncredited)(6)
Musician
- Robby Heisner (vocals, keyboards)
- Ricky Heisner (harmony)
- Scott Robertson (drums, sampling)
- Kevin Wyglad (bass, guitar)
- Valerie Hunter (background vocal)
- Alsia Dorsey (background vocals)
アルバム・レビュー
ロビー&リッキーのヘイズナー兄弟のユニット、ヴァン・ゴッホの4枚目のアルバムです。
(以下プリンス)はタイトル・トラックの"Van Gogh"を提供。
この曲はサンドラ・St.ヴィクター(Sandra St. Victor)とトム・ハマー(Tom Hammer)が書いたもので、"Love Is"というタイトルで1993年サンドラのファースト・アルバム「Sanctuary」に収録される予定でしたが発売されませんでした。
この曲を気に入ったプリンスはサンドラにコラボを持ちかけ作曲と歌詞に手を加えて1995年に"Van Gogh"というタイトルで制作。一時は「Emancipation」や「Playtime By Versace」(未発表)に収録を検討されましたがお蔵入りとなりました。
曲を気に入っていたプリンスは、障害を持つアーティストに曲を提供したいと考え、ニューヨークのCoalition for Disabled Musicians(障害者音楽家連合)を通じてヴァン・ゴッホと出会い彼らに提供。
楽曲のクレジットは"Copyright NPG"とされサンドラとトムの名が無かった事に対しサンドラ達は訴訟を検討しますが最終的には訴えませんでした。
他の曲の行方
プリンスは"Van Gogh"以外にも気に入り再構築。他の曲はそれぞれの作品(または未発表)に生まれ変わりました。
- Sanctuary ("Soul Sanctuary"として「Emancipation」に収録)
- I’ll Never Open My Legs Again("'ll Never B Another Fool"としてチャカ・カーンの「Come 2 My House」に収録)
- How We Livin’ ("Livin' 2 Die"と改名するも未発表)
- Nothing Left To Give ("Stone"と改名するも未発表)
プリンス・ヴァージョン
「Emancipation」に検討されたプリンスのヴォーカル・ヴァージョンは、2001年に開設(現在は閉鎖)されたプリンスの公式サイト〈npg music club〉の2001年7月の配信分にアップされました。
続きを見る参考NPG Music Club 2001/07
↓は1995年の未発表バージョン
サンドラ・ST.ヴィクター幻の「Sanctuary」
1993年にエレクトラ・レコードから発売が予定されていたサンドラのファースト・アルバム「Sanctuary」は、2018年5月28日にbandcampを通じてリリース。
"Nothing Left To Give"を除く4曲はサンドラのオリジナル・ヴァージョンを聴くことが出来るので、プリンスとの違いを聴いてみるのも楽しいです。