Taja Sevelle / Taja Sevelle (’87)
タジャ・シヴィル / タジャ
アルバム情報
Released:1987/9/19 | Label: Paisley Park Records, Warner Bros.
Track List
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PersonnelProduce
Written
Musician
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アルバム・レビュー
’87年、地元ミネアポリスで音楽活動をしながら送ったデモ・テープがプリンスの目に止まり、シーラ・E、ジル・ジョーンズに続きペイズリー・パーク3人目の女性アーティストとしてデビューしました。
エグゼクティブ・プロデューサーには当時のワーナーの会長の息子マイケルが担当というレーベルを上げて応援。
その関係なのか自身のレーベルにも関わらず、プロデューサーには後にブリトニー・スピアーズやレディ・ガガを手掛けるチコ・ベネットが参加、プリンスは2曲の提供(クレジット上はけもチコのプロデュースとなってますがプリンス)にとどまってます。
タジャのファルセットを活かした涼やかなデビュー・シングルの“Love Is Contagious"やキラキラしたシンセ・サウンドが当時のR&Bを象徴する“How Could You Do Me So Bad? (さよならさえ言えない)"等、良い楽曲がありますが、プリンス・ファンが関与した2作は特に重要です。
エリック・リーズのサックスも印象的なグルーヴ感のある“Wouldn’t You Love To Love Me?"は、プリンスがデビューする前の’76年に作られた楽曲で、’78年にスー・アンに提供する様にヴォーカルを入れたけどお蔵入り(この時数曲レコーディング、”Make It Through The Storm”だけ日の目を見ました。)
次に脚光を浴びたのが’86年、この頃マイケル・ジャクソンから”Bad”のデュエットを誘われますが断り、代わりにこの曲を提供しようとするも却下され二度目のお蔵入り。
その後タジャに提供され3度目の正直となりました。
そしてもう1曲"If I Could Get Your Attention“、こちらは元々ジル・ジョーンズに提供されるハズだったけどお蔵入り、その後タジャにバトンが渡されました。
プリンスはこの曲がお気に入りで、後にマイテのヴォーカル版も録音しましたがお蔵入り、’15年にはTIDAL経由でセルフ・カヴァーを発表しファンを驚かせました。(’17年にはキャット・グラハムもカヴァーしました。)
Love Music Funk Magic / Kat Graham (’17)|NPG Music Blog
この2曲の為に買ったアルバムですが、個人的にはもっと上手くプリンスの起用して紫臭のするアルバムにしたら良かったのにな….って感じで勿体無い1枚です。
Music Video
プリンス・バージョン
’15年に公開されたプリンスのセルフ・カヴァーです。
2018-05-25
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