リゾ / ココナッツ・オイル
アルバム情報
Released: 2019/4/19 | Label : Atlantic / Nice Life Music
Track List
Super Deluxe
スーパーデラックスは”Juice (Breakbot Mix)”がカットされる代わりに4曲追加 | PersonnelProduce
Written
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アルバム・レビュー
メジャー・レーベルのアトランタからリリースされた事で”メジャー・デビュー作”と書かれてるのでデビュー・アルバムと勘違いされる事もありますが、前述の通りフル・アルバムとしては3枚目で、アトランタからは6曲入りのEP「Coconut Oil」も出ているのでチョットだけ違和感があります😅(間違ってないしそう書いた方がインパクトありますもんね!)
プロデューサーには前作に引き続きリゾ本人とシーロー・グリーンやジェイソン・デルーロ等を手掛けたリッキー・リードの他、ニッキー・ミナージュやアリシア・キーズ等を手掛けたオーク・フェルダー、ロック界からX・アンバサダーズといった異色な組み合わせもあります。
客演にはリゾにとってヒーローの様なミッシー・エリオットやグッチ・メインが参加しています。
アルバムに先駆けてリリースされた"Juice"は80年代のディスコ・サウンドを彷彿させる1曲で、自身のキャラを最大限にアピールしたキャッチーな楽曲です。(MVも最高!)続く2ndシングルの"Tempo"はリゾ&リードにスウェーター・ビーツ達が制作に参加、ミッシー・エリオットを迎え、ティンバランド&ミッシーの黄金コンビをリスペクトした様なHIPHOP ナンバーにしつつもリゾらしいキャッチーさも忘れない1曲です。(MVでは代名詞と言えるフルートを吹くシーンも挿入)
こういったキャッチーさもさることながらはX・アンバサダーズがプロデュースしたタイトル・トラックの”Cuz I Love You”、このド頭から聴かせる圧巻のヴォーカル力・・・もうこの1曲を聴いただけで作品のクオリティの高さが伺えます。
X・アンバサダーズと言えばもう1曲の"Heaven Help Me"もラップとコロコロと変調する絶妙なサウンドが病みつきになります。
他にも、オークによるリゾのキャッチーなラップとバウンシーなサウンドが心地よく渦巻く"Like A Girl"や"Soulmate"、ラストの"Lingerie"も今までのリゾには無かったタイプの楽曲でしっとりと締めくくってます。
デラックス盤には...
アルバムとEPの間に単発で発表された楽曲が追加。
まずは’18年にリリースした”Boys”は、ジャネール・モネイの「Dirty Computer」の様他の曲の様に容姿の事以外にもジェンダーの事にも触れた歌詞で、シングル盤はLGBTの象徴でもある”レインボー・フラッグ”を意識したアートワークで話題になりました。
MVはプリンス・ファンならニヤリとする、ミネアポリスのシュミット音楽センター前でも撮影され髪型や3RDEYEサングラスの様な丸型サングラスも印象的です。
”Truth Hurts”はリゾにとって初の全米シングル・チャートの1位を獲得した記念すべき1曲。
こちらは’17年にリリースされたシングルですが、NETFLIX 映画『サムワン・グレイト』のサントラに起用、加えて昨今の人気に押される形で2年後に1位となりました。
最後の"Water Me"も’17年にシングル・リリースされた曲ですが、こちらもアルバムに収録された事で再び脚光を浴びそうですね😃
日本盤には更に”Juice (Breakbot Mix)”が収録、スーパーデラックスは”Juice (Breakbot Mix)”がカットされる代わりに4曲追加されています。
これらは単発売りされてるので個別で買っても良いかもです。