アルバム情報
Released:1999/11/9 (11/8 JP) | Label: NPG, Arista
Rave Un2 the Joy Fantastic [download]
Track List
- Rave Un2 The Joy Fantastic (4:19)
- Undisputed (4:20)
- The Greatest Romance Ever Sold (5:30)
- Segue (0:04)
- Hot Wit U (5:11)
- Tangerine (1:31)
- So Far, So Pleased (3:24)
- The Sun, The Moon And Stars (5:16)
- Everyday Is A Winding Road (6:13)
- Segue (0:19)
- Man'O'War (5:15)
- Baby Knows (3:19)
- Love U, But Don't Trust U Anymore (3:36)
- Silly Game (3:30)
- Strange But True (4:13)
- Wherever U Go, Whatever U Do (3:16)
- The Greatest Romance Ever Sold (Adam & Eve Remix) (5:32)
*Bonus Track for Japan Only - Segue (0:44)
- Prettyman (4:25)
Personnel
Produce
- Prince
Arranged, Composed & Performed
Written
- Prince (1)
- & Chuck D (2)
- Sheryl Crow, Jeff Trott, Brian McLeod (9)
Additional Musician
- Clare Fischer (orchestration) (8,10,11,14)
- Rhonda Smith (bass) (6,7)
- Michael B. (drums) (12)
- Mr.Hayes [aka Morris Hayes] (chants) (2)
- Kirk Johnson (chants,drums,percussion) (2,7,11)
- Kip Blackshire (vocals) (2,9)
- Bros. Jules (scratches) (2,19)
- Mike Scott (guitar) (3)
- Michael B. Nelson (trombone) (5)
- Steve Strand (trumpet) (5)
- Dave Jensen (trumpet) (5)
- Kathy Jensen (saxophone) (5)
- Kenni Holmen (saxophone) (5)
- Marva King (vocals) (7)
- DuJuan Blackshire (vocals) (9)
- Johnnie Blackshire (vocals) (9)
- Larry Graham (vocals) (9)
- Maceo Parker (saxophone) (18)
- Chuck D (rhyme) (2)
- Adele C. (queen) (2)
- Gwen Stefani (co-lead vocals) (7)
- Sheryl Crow (co-lead vocals and harmonica) (12)
- Ani DiFranco (acoustic guitar) (13)
- Eve (rhyme) (5)
Cover
- "Everyday Is a Winding Road" by Sheryl Crow (1996) (9)
Sampled
- "Bring the Noise" by Public Enemy (1987) (2)
アルバム・レビュー
サンタナの「Supernatural」の立役者アリスタ・レコードのクライヴ・デイヴィスは1999年4月にサンタナを慕うにも声を掛けます。
EMIに変わるレーベルを探していたに「he’d give him a number one hit and make him a star again, baby(1位になってスターに返り咲こう)」と持ちかけたクライヴの言葉は正に”渡りに船”で両者の利害は一致。Arthur Lizie著の「Prince FAQ: All That's Left to Know About the Purple Reign」によれば1,100万ドルとも言われる前金とマスターの所有権をが持つという好条件でアリスタと合意した事を発表しました。
また4月12日に公式サイト「Love4OneAnother.comで次のタイトルが「Rave Un2 The Joy Fantastic」である事、また1週間後には10曲を完成した事、更にインタビューで”80年代のお気に入りのプロデューサー”を起用すると発表しました。
が言った”お気に入りのプロデューサー"とは”プリンス”のことでした。(このニュアンスに注目!)
と言うのも作品を一聴しての感想は”お帰り!”と言いたくなる位'80年代中~後半の頃のサウンドが甦っています。
"Rave Un2 The Joy Fantastic"で聴かせるファンキーなギターとドラムのリズム、先行シングルの"The Greatest Romance Ever Sold"で聴かせる久しぶりの纏わりつくようなギター・サウンドとヴォーカル、"I Love U,But I Don't Trust U Anymore"ではピアノによる綺麗なバラード....どれを聴いても”プリンスらしいサウンド”のオンパレードです。
ちなみにタイトル曲の"Rave Un2 The Joy Fantastic"は原型は'88年の作品で「BATMAN」に提供する為に一度仕上げたもののお蔵入り。
いつかこのタイトルのアルバムをリリースしたいという意向があって、ずーっと保管されていたらしいです。
また「Emancipation」に次いで本作にもカヴァー曲が収録。今回はシェリル・クロウの"Everyday Is A Winding Road"を収録しています。
カヴァーのお礼なのかシェリルは"Baby Knows"にヴォーカルとハーモニカでゲスト参加しています。
ゲストと言えば、本作にはにとってメンター的な存在となったラリー・グラハムやメイシオ・パーカーに加え、パブリック・エネミーのチャックD、グウェン・ステファニー、イヴ、アーニー・ディフランコと異色のコラボが実現しています。
歌詞では前述の"The Great~"以外にも元妻のマイテの事を言ってるようにも取れる歌が数曲あり、の直接言えない内面性が表現されているアルバムだと思います。
ただ"解放"されたお陰で毒気が薄れた点が気になりますが...
日本盤の最後に記載されているマハトーマ・ガンジーの一説を見ると、マイテとの間に生まれたお子さんが亡くなった衝撃が感じられ、最近バイブルを読んでるの気持ちが判るような気がしてきます。(この頃からエホバの香りがしてきます)
本作の1年半後、npg music clubよりリミックス・アルバム「Rave in2 The Joy Fantastic」をリリースします。
【受賞】
Genesis Awards
「Rave Un2 The Joy Fantastic」:The Dolly Green Special Achievement Award
Music Video
2019年に3枚組のULTIMATE RAVEとしてリリース
SONYによる入手困難になっていたプリンスのアルバムを再販する”LOVE 4EVER”企画の第二弾として本作と「Rave In2~」そしてライブDVDの「Year2000」の3枚組「レイヴ完全盤(ULTIMATE RAVE) 」がリリースされます。