リッキー・ピーターソン / スマイル・ブルー
アルバム情報
Released:1991/9/24 | Label: Go Jazz
リッキー・ピーターソン SOMETHIN'COOL / GO JAZZ Project 2015-07-08
Track List- Goodbye (5:04)
- Mitch (4:27)
- What You Won't Do for Love (5:17)
- Half Life (6:03)
- Lost in the Stars (7:01)
- Out of This World (6:14)
- I Need Your Love (5:10)
- I Can't Think (4:23)
- King of the World, Pt. 1 (4:15)
- King of the World, Pt. 2 (3:57)
| PersonnelProduce, Arranged- Ben Sidran (executive producer)
- Ricky Peterson
Written- Ricky Peterson (4)
- Ricky Peterson, Ben Sidran (8)
- Ricky Peterson, Paul Peterson, Ben Sidran (9, 10)
- Gordon Jenkins (1)
- Tom Garvin (2)
- Bobby Caldwell, Alfons Kettner (3)
- Maxwell Anderson, Kurt Weill (5)
- Harold Arlen, Johnny Mercer (6)
- Billy Franze (7)
Musician- Ricky Peterson (keybords, piano, vocals)
- Paul Peterson (vocals, bass, guitar) (1-3, 8-10)
- Patty Peterson (vocals) (1, 3, 8)
- Billy Peterson (bass,vocals) (4-7, 9, 10)
- Michael Bland (drums) (3)
- Vinny Colaiuta (drums) (1, 4, 5, 8)
- Gordy Knudtson (drums) (6, 7, 9, 10)
- Levi Seacer,Jr. (guitar) (3)
- Hiram Bullock (guitar) (1, 2, 8)
- Billy Franze (guitar) (7)
- Jim Berringer (guitar) (8)
- Don Alias (percussion (1, 4, 6)
- Gordy Knudtson (percussion (3, 8)
- Eric Leeds (saxophone) (9, 10)
- Dick Oatts (saxophone) (1, 2, 6)
- Bob Malach (saxophone) (5)
- Ben Sidran (vocals) (9, 10)
- Leo Sidran (vocals) (10)
- Tom Barnard (lead vocals) (9, 10)
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アルバム・レビュー
前作「Night Watch」から1年振りにリリースされた本作は、ワーナーから洗練されたジャズ・アルバムをリリースするのに定評のあるGo Jazzにレーベルを移した移籍第一弾アルバムとなります。
本作からプロデュースはリッキー単独で担当、前作でプロデュースを担当したベン・シドランはエグゼクティヴ・プロデューサーという立場となりました。
ミュージシャンには兄弟のSTポール・ピーターソンとパティに加えベーシストのビリーも参加しファミリーの結束が垣間見れます。
プリンス関連では、前作にも参加したリーヴァイ・シーサーに加え、マイケル・Bとエリック・リーズも参加、レコーディングはペイズリー・パーク・スタジオで行われています。
今回は"Mitch"と"Half Life"以外はリッキーのヴォーカル入りと歌モノに寄った作品になっています。
その為、カヴァー曲も多くボビー・コールドウエルの名曲"What You Won't Do for Love"は改めてキーボード奏者としてではなく歌手としてのリッキーの可能性を感じられます。
ボビーと言えば"Goodbye"は逆にボビーが歌っても良さそうな1曲です。
またクルト・ワイルの代表曲"Lost in the Stars (星空に迷い込んだ男)"も渋い選曲&絶妙なアレンジで好感が持てます。
ラストの”King of the World, Pt. 1”~"Pt.2"はプリンスからの影響を受けたヒップ・ホップ・ジャズの楽曲で、トム・バーナードのヴォーカルもカッコイイですが、エリック・リーズのファンキーなサック・プレイが"らしさ"を演出しています。