ヴァニティ/ ワイルド・アニマル
Released:1984/11/10 | Label: Motown Records
Track List
- Flippin' Out (5:00)
- Pretty Mess (3:44)
- Samuelle [愛しのサミュエル] (4:14)
- Strap On "Robbie Baby" (4:12)
- Wild Animal (4:39)
- Mechanical Emotion (feat.Morris Day) (5:05)
- Crazy Maybe [クレージーになりそう] (5:00)
Personnel
Produce, Arranged
- Bill Wolfer, Vanity
Written
- Vanity
- Robbie Bruce (4)
Musician
- ill Wolfer (keyboards, drum programming, synthesizers)
- David Williams (rhythm guitar) (5)
- Ed Sanders (recording, mixing) (vocals) (1)
- Robbie Bruce (vocals) (4)
- Morris Day (vocals) (6)
- Julian Jackson (vocals) (7)
アルバム・レビュー
プリンスの主演映画『Purple Rain』の構想が進行中だった1983年7月、プリンスとヴァニティは大喧嘩の末破局、彼女をメインに据えていたヴァニティ6を脱退しプロジェクトから下りました。
ワーナーを離れたヴァニティは、プリンスを見返すべくモータウンに移籍、プロデューサーにはシャラマーや映画『フットルース』のサウンドを手掛けたビル・ウルファーが担当、ゲストにはザ・タイムのモーリス・デイが参加しています。
デビュー・シングルの"Pretty Mess"はダンス・チャート13位、R&Bチャートでも15位と健闘、モーリスを迎えThe Timeを連想させる様なミネアポリス・サウンドと当時ヒットしてたマドンナの"Borderline "を足して2で割った様なダンス・チューンの"Mechanical Emotion"もR&Bチャート23位と頑張りましたが、1ヶ月前にリリースしたアポロニア6の「Apollonia 6」に遠く及ばない結果となってしまいました。
ライバル対決には負けたものの'84年当時のサウンド傾向を上手くミックスしたビルの手腕は流石で、普通に出てたらもう少し評価が上がったかもしれません。