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Bamboozled / バンブーズルド ('00)

アルバム情報

Released:2000/9/26 | Label: Warner Bros

Track List

  1. Blak Iz Blak - Mau Maus featuring Mos Def, Canibus, Charli Baltimore, MC Serch, Mums & Cano Grills (4:44)
  2. Misrepresented People - Stevie Wonder (4:39)
  3. Hollywood - Erykah Badu (5:35)
  4. Just A Song - Goodie Mob (4:46)
  5. Slippery Shoes - Angie Stone (4:22)
  6. In My Head - India Arie (4:41)
  7. Dream With No Love - Gerald Levert (5:03)
  8. In The Light (Remix For U) - Common featuring Erykah Badu (6:02)
  9. Some Years Ago - Stevie Wonder (5:02)
  10. Charli - Charli Baltimore (4:12)
  11. Burned Hollywood Burned - Chuck D, The Roots featuring Zack De La Rocha (4:17)
  12. One Night - Profyle (4:24)
  13. Ploylessness - Mums (1:57)
  14. Shadowlands - Bruce Hornsby (5:11)
  15. 2045: Radical Man - Prince (6:37) *
  16. I See God In You - India Arie (1:21)
  17. Back To The Middle - India Arie (1:18)
  18. Strength, Courage & Wisdom - India Arie (1:35)
  19. Can I Walk With You - India Arie (1:05)
  20. Promises - India Arie (1:35)

Personnel

Written

  • Prince (15)

Produce

  • Prince (vocal, instruments)
  • Mr. Hayes (vocals, keyboards)
  • Kip Blackshire (vocals, keyboards)
  • DuJuan Blackshire (vocals)
  • Johnnie Blackshire (vocals)

アルバム・レビュー

アルバム制作の経緯とプロデューサー陣

2000年10月に公開されたスパイク・リー監督の映画『Bamboozled(バンブーズルド)』。本作は、同映画の音楽をまとめたものとして、2000年9月に名門モータウン・レコードからリリースされたサウンドトラックです。

プリンスは盟友であるスパイク・リー監督からの依頼を受け、この映画のためにファンキーな新曲「2045: Radical Man」を提供しました。 サントラとはいえ既存曲の単なる寄せ集めではなく、スティーヴィー・ワンダーやエリカ・バドゥ、アンジー・ストーンなど、ブラック・ミュージック界のトップ・アーティストたちが書き下ろした新作を中心に構成されているのが最大の特徴です。全米のR&B/ヒップホップ・アルバム・チャートで60位を記録するなど、当時のシーンの熱気と才能がそのまま真空パックされたような、非常に贅沢なプロジェクトに仕上がっています。

楽曲について

アルバム全体を通して、R&Bやヒップホップ、ネオ・ソウルが見事に交差する芳醇なサウンドが広がっています。スティーヴィー・ワンダーは、悲しげなイントロから徐々に荘厳なサウンドへと変化していく「Misrepresented People」と、ピアノの調べが切ない「Some Years Ago」の2曲で圧倒的な存在感を放っています。

それに続く新世代の才能たちも秀逸です。エリカ・バドゥのエスニックな香りが漂う「Hollywood」やコモンと共演した「The Light」、ジェラルド・レヴァートのメロウでディープな心地よさがたまらない「Dream With No Love」、そしてマーヴィン・ゲイの名曲「Mercy Mercy Me」を彷彿とさせるアンジー・ストーンの「Slippercy Shoes」など、充実したブラック・ミュージックのフルコースを堪能できます。

モス・デフやチャック・D&ザ・ルーツ、ブルース・ホーンズビーらによるエッジの効いたナンバーも物語に深みを与えており、サントラという枠を超えた高い完成度を誇ります。さらに最後のオマケとして、のちにグラミー賞を受賞する新人インディア・アリーにとって初の公式リリースとなる楽曲群が収められており、アルバムの終盤には彼女の曲がショート・バージョンで5曲も続くという構成になっています。彼女のMVは当時、プリンス主宰の〈NPG Music Club〉の注目アーティスト・コーナーでも流れており、彼自身もいち早く彼女の才能に惚れ込んでいたことが窺えます。

プリンス関与曲のエピソード

「プリンス」名義での記念すべき復活

1993年に自らの名前をシンボルマークへと変更していたプリンスですが、本作に収録された「2045: Radical Man」は、2000年5月に「プリンス」という名前を取り戻して以降、初めてその名義がクレジットされた新録トラックとなりました。元々はニュー・パワー・ジェネレーション(NPG)の未発表アルバム『Peace』用に録音されていた楽曲ですが、サウンドトラックの話題性を高めるという商業的な理由から「プリンス」名義が使われたと考えられています。

「2045: Radical Man」の数奇な放浪ルート

1999年末から2000年初頭にかけてペイズリー・パーク・スタジオで録音されたこの曲は、2000年3月に自身の公式サイト〈NPGOnlineLTD.com〉ですでに先行配信されていました。サントラへの収録を経て、7ヶ月後となる2001年4月からはNPGのツアー会場限定シングル「Peace」のB面として販売され、最終的に2004年のアルバム『The Slaughterhouse』にひっそりと収録されるという、非常に珍しい流れを辿った楽曲です。

プロモーション・カセットに存在した別バージョン

映画用のリリースやシングル化だけでなく、NPG Recordsがプロモーション目的で作成した未発表カセット『Man‘O’War (Remix) NPG Records Sampler』の2曲目にも、この曲のエディット・バージョンがひっそりと収録されていました。

映画予告

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