3月31日発売されたアリシア・キーズの回顧録「More Myself: A Journey」が発売されました。
この本には2001年のデビュー・アルバム「Songs In A Minor」にプリンスのカヴァー”How Come You Don't Call Me”を収録する許可を得た時の話が掲載されているそうです。
書籍情報
許可を得る為ペイズリー・パークに訪問したアリシア
↓のShowbiz411に当時の事が掲載されていました。
アリシアはプリンスに電話し「あなたの曲のカヴァーを歌ってるの"How Come U Don’t Call Me Anymore"よ」、続けて「ずーっと好きな曲の、それでこの曲をアルバムに使わせてもらえないかなと思って」と伝えると、プリンスは静かに「Why don’t you come play at Paisley Park? (ペイズリー・パークに遊びに来ないかい?)」と返ってきました。
突然の申し出に言葉に詰まったあと「ペイズリー・パークに遊びに来て欲しいの?」と質問すると「Sure(モチロン)」、「You should come down. I can show you the place, and then you can play the song for me.(おいで、案内してあげるから。そして僕の為に演奏してくれないか)」と告げられます。(いかにもプリンスらしいですねー!ほれてまうやろー!)
数週間後、アリシアはミネソタ州にあるペイズリー・パークの門の前に降り立ち、バック・シンガーとサウンド・チェックをしているとプリンスはアリシアを引き寄せ「I only have one request for you(君に一つだけお願いがあるんだ。)」「No cursing allowed. That’s my one ask.(汚い言葉を使わないこと。それだけ)」と言われたアリシアは顔を赤らめながら「判ったわ」と答え演奏をスタート。
アリシアは"How Come U Don’t Call Me Anymore"を含めアルバム収録曲全てを演奏、終わったあと楽屋で休憩してるとプリンスがやってきて「Great show, great sound (素晴らしいショウ、素晴らしいサウンドだったよ)」と感想を述べてくれたそうです。(またまたほれてまうやろー!)
帰り際、再びプリンスはアリシアを引き寄せ「You’re going to have to put a dollar in my curse jar (僕のCurse Jar(罰金箱)に1ドル入れといてくれ)」と笑いながら言われてビックリ!
Curse Jarは“Swear Jar”(スウェアジャー)とも言い、汚い言葉を使ったらお金を入れる小瓶の事。
彼女は汚い言葉を使った使った訳では無いけれどチョットした違反を犯したそう(そこは具体的に書いてありませんでした)、アリシアは笑ってお礼を言うと、プリンスは彼女を見送ってくれたそうです。
その日はホテルに戻っても一睡もしなかったそうです。(そりゃ寝れないって!)
無事アルバム収録され彼女を代表する1曲となりました。(当然アリシアからプリンスを知るファンも増えました)
アリシアにとってプリンスは特別な存在
アリシアにとってプリンスはメンター的な存在となります。
二人の関係性が判る動画をいくつか貼っておきます。
2004年のRock and Roll Hall of Fameのプレゼンターとしてアウトキャストと登場したアリシア。
彼女が言った"Prince was a gift, a genius and a reminder that we have no limits."はプリンスを表す最もふさわしい言葉だと思います。
プリンスのライブにアリシアにもゲスト参加した事がありました。
2010年のBET Awardsで行われたプリンス・トリビュートでのパフォーマンス
2016年6月にアップされたトリビュート(演奏は2016年4月22日にハイライン・ボールルームで行われたもの)
2017年3月にトゥナイト・ショウに出演した際、ジミー・ファロンにも当時の事を語っています。
(何度もかけては受話器置いたのねw)
2016年に自身の公式サイトでプリンスへの感謝を述べました。
https://aliciakeys.com/news/from-alicia/prince/
色々貼ってたら泣けてきました。
5月には7枚目のアルバムをリリース
5月15日には自身の名を冠した4年振りのアルバム「アリシア」がリリース。
こちらも楽しみです!